風になれ

大自然のふところで山歩きを楽しむ生活。
いつの日にか、森にそよぐ風になれたら・・

想定外の事象に対する覚悟

2014-10-01 | Weblog

 9月が終わり、はや10月。サラリーマン生活を長く続けていると1年を事業年度で捉える癖がつき、9月が終わると事業年度(4月1日~翌年3月31日)の半分が終わってしまったと思う。
 そして上半期を振り返り、下半期に思いを巡らせる。売上高、経常利益ともに業務計画未達は確実。需要減少傾向の厳しい経営環境のもとでどうやって生き抜くか。日本の中小企業の多くが同じ悩みを抱えて日々事業活動を続けているはずだ。


 木曽御嶽山の噴火災害は痛ましい。自衛隊をもってしても有毒ガスの影響で捜索搬出作業が思うように進まない様子だけど、早い被災者搬出を願っている。
 手軽に誰でも3000m級を楽しめる山の代表格だった御嶽山の噴火災害は火山国・日本に噴火予知や予測の限界を見せつけられた感じがする。
 東北大震災と大津波もそうであったし、広島の安佐南区での土砂災害も同じ。あれだけの大津波も局所的な大雨も想定をはるかに超えることが起きる現実。
 噴火の想定レベルを厳しくしたら火山国の日本で自由に山登りできる山岳地帯が狭められ、窮屈で、山歩きの楽しみが少なくなってしまう。
 世界的に見ると日本は平和で、安全で安心な暮らしが確保されているけど、それは紙一重で、想定外の事象に対する覚悟や悟りも必要な時代に生きているのかもしれない。