
朝起きると、家中、りんごの甘酸っぱい香りに満ちていた。
昨日、家に帰ったら、注文していたりんごが信州、聖高原から届いていた。りんごの数ある品種の中で一番好きな品種『秋映』だ。
15年ほど前から聖高原・長野県東筑摩郡麻績村の農園に毎年りんごの発送をお願いしている。カミさんと信州を旅した時にこの農園に立ち寄ったことがこれまで二度ある。毎年、りんごが届くたびにたわわに実ったりんご園ののどかな風景を思い出す。
この『秋映』という品種は色合いは地味で、無骨で、味は酸味が強くて、噛むとしっかりした歯ごたえがある。古さが漂い、今の時代には不人気かもしれないけど、僕は大好きだ。すっかり『秋映』の味にはまっているので、これくらいの酸味と歯ごたえがないと物足りないくらいだ。
朝食後にりんご園を思い浮かべながら信州の秋を味わおう。
