2週間ぶりにカミさんと息子の工房を訪ねる。
稲穂が実り、空の青に黄金色が映えている。田園風景の美しさに、日本が瑞穂の国だとあらためて気付かされる。
若者はもっと田舎に移住して暮らす生き方を探ってもいいと思う。地方創生とか堅いことは抜きに、都会にはない豊かな自然と温もりや癒しに満ちた田舎暮らしも捨てたものじゃない。
田んぼの畦道で車を停めて、稲穂が香る美味しい空気を胸いっぱい吸った。
息子の工房に行くと登り窯はすっかり出来上がっていた。組み上げたレンガの地肌を土で塗り固めてあり、僕にはよく分からないけど、これで完成形なのだと思う。
息子は不在だったので会話はできなかった。一人でこつこつと築いた窯だから時間はかかったけど、ひとつの節目を越えた今の心境を直接聞いてみたい。
明日死ぬかのように生き、
永遠に生きるかのように学べ