4時過ぎからラジオ深夜便『明日へのことば』で飛騨千光寺住職の大下大圓さんの話を聴く。「円空の願いを今こそ伝えたい」という題で昨日から二日連続の話だった。自利から利他へ、東北大震災の被災地を幾度も訪れた話に引き込まれる。被災者支援はモノ以上に心のケアや心に寄り添う支援が今強く求められているのかもしれない。自力で解決への道を歩み始める一歩を被災者に寄り添って傾聴して勇気づけるのは住職さんだからこそできる支援、これからもぜひ続けてほしいと思う。
積雪で御嶽山の捜索が難航している。火山灰の堆積だけでも捜索が難しいのに、その上、雪が積もると困難を極めるはず。残された時間は少なく、捜索作業は来春まで持ち越すことになるかもしれない。
ご家族の気持ちを思うといたたまれない。でも渡辺和子さんの著書に「神は力に余る試練をお与えになることはない」という言葉があった。現実から逃げずに、残された者が心をひとつにすれば、心が疲れ果てても、きっと乗り越えられる。被災者のご冥福をお祈りする。