かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

曙杉(メタセコイア)の木陰で

2022-08-13 21:03:42 | 日記

陰暦の旧盆の送り火の夜、沖縄でいうとウークイにあたる昨夜は、月の出頃になって厚い雲が全天を覆い始めたので、お月様は少しだけ姿を現しただけで、煙るような雲に覆われてしまい、とうとう煌々とした十五夜お月様をお酒をいただきながら仰いで、星に旅立ったヒトビトを思い出す時間をつくること叶わなかった。

よって、近所のコンビニからお酒(お月見なら月桂冠の「月」はどこでも手に入るのだが)を買ってくることもせず、断酒生活は二週間という記録を更新している。

 

     

断酒の結果、何か良いことがあったか検討するに、相変わらず眠りの浅い夜が続いていて、夜中4,5回は目が覚める。飲酒生活には経験のないような便秘が改善せず、寝る前に多量の水を摂取するせいもあるのか、目覚めのたびにトイレのお世話になる。

目覚めも、これといってすっきりという具合にはいかない。酒も飲んでいないのに下腹部に鈍痛を自覚するのは、ただフン詰まりのせいか、なにやら内臓に異変でも生じているのか、気になるところではある。

そんなことで、いまのところ断酒の効果は見られない。ただし、血圧が安定していることと、脈拍が5,60台に下がり、深酒のころに感じていたわずかな動悸が生じなくなっていることが、少しだけの変化と言えるか。

 

真夏日の日中、漢方の便秘用煎じ薬を購入するために街へ。この煎じ薬は、ずいぶん昔に実績があり、また試してみようという気になった。漢方ならば体に負担がないだろうという勝手な思い込みだが、さてどうか。

街に出たついでに、本屋さんに立ち寄り、柄でもない大学受験参考書陳列棚の前で、いっぱい出ている英単語帳を吟味。英文法学習と並行して、英単語を覚え、(50年前までに覚えたものを復元するという作業もかねてだが・・)、なんとか簡単な読み物や英字新聞のたぐいは、おおむね理解したいなと思っている。ボケ防止の一環でもあるが、面白いので何とか続けられそうである。

いろいろめくってみたが、受験専門出版社Z会というなつかしい出版社からでている「速読英単語(入門編)」という本が、英文を読みながら、その中に出てくる単語を覚えていこうというコンセプトで編集されており、楽しみながら単語を理解できそうなので、手に取ってレジに行った。

買ったばかりのその単語帳を今すぐにでも読みすすめたいので、帰り道に、いつも通らせていただいている東北大学片平校舎構内で、曙杉(メタセコイア)並木下のベンチに座り、半時ばかり単語帳に没頭した。

緑多いキャンパスは、今や蝉しぐれ真っただ中で、ヒトによっては騒音環境ではあったが、おいらはセミのことも、真夏日のうだるような外気のことも、便秘のことも、G病のことも忘れて、しばし安らかな時を送った。

家で、扇風機のお世話になりながら本を広げるよりも(いまは高校野球というにぎやかな誘惑もあり)、夏休みの大学キャンパスや人気のない公園の木陰で涼風を浴びながら夏時間を過ごすほうが、はるかに心地よいことが分かった。(ただし、場所の寄っては虫よけスプレーとウナクールなど持参。)

盆が過ぎたら、予報を見ると、当地は日中でもそうは暑くならないみたいだ。緑陰読書で単語帳シリーズの「入門編」を短期に終わらせ、次のレベルの「実践編」を開く頃合いには、蝉しぐれはおさまり、便秘も、G病も過去のものとなってくれているだろうか。(英文法だと、未来完了形で記したい。)

 

 

         

 

 

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