かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

星を見て無常を感じながら、行く末を悲観する日曜日

2023-12-10 15:09:43 | 日記

12月10日夜明け前、東南の空10度~20度間に、昨日とは異なり下からお月様、金星(ヴィーナス)、おとめ座の一等星スピカが輝く。お月様は二十七夜の三日月様。南から東に流れる同じ高さの雲に時々隠れて輝きを失う。

きのうからたった一日で、月の形も星たちの位置も雲の様子も異なっていて、夜空を眺めたら水の流れを眺めるような「万物流転」の思いにいたる。

 

 

     

       二十七夜の三日月様

 

     

       少し明るく写すと地球照が浮かびあがる

 

 

     

       地球照の三日月様とヴィーナスに流れる雲がからむ

 

 

     

       太陽系の二つの惑星にの位置関係は日ごと変化する 

       地球から遠い金星がお月様を1日で追い抜く

       その理由をうまく説明できないのは小学生以下のレベルか

 

 

日曜朝のルーテインは、朝6時に近くのコンビニに足を運び、毎日新聞を160円(税抜き)で買ってくる。毎日の日曜版はパズルやクロスワードが充実しているからだ。

これらを解きながら、NHKニュース→NHK「さわやか自然百景」→サンデーモーニングなどを視聴する。

本日7時台のNHKニュースで報じていた地球温暖化による「永久凍土」の報道が気にかかる。「永久凍土」の溶解とそれに伴いウィルスや細菌が目覚めて新たな脅威を与えるということだ。現実に、ツンドラに生きる子供とトナカイが「炭そ菌」で死に追いやられたということである。

いつぞやの報道では、この問題のほか凍土に閉じ込められていたメタンガス大量に発生し、CO2の25倍の威力でに地球温暖化に拍車をかけるということも聞いた。

今世界で起きている異常気象とそれに伴う熱波や洪水にさらに拍車がかかるということか。

地球規模の「万物流転」のことわりは負のベクトルに向かいつつあるのか。天才宇宙物理学者ホーキング博士が遺言したようにあと200年足らずで人類を滅亡するというのか。

NHK報道2021

 

TBSサンデーモーニングでは、自民党安倍派を中心とする政治資金不正の報に関して、コメンテーターの藪中三十二さんが「盛者(じょうしゃ)必衰のことわり、奢れるものは久しからず」と平家物語を引用して自民の終焉を暗示していた。しかし、今の自民が「平家」なら・・・「源氏」たるものはこの国に存在するのか。政治の世界も負のベクトルにまっすぐ進んでいるような気がする。

国際情勢の報道においても、イスラエルとパレスチナの紛争は目を覆いたくなるような映像が日々更新されているし、ロシアとウクライナ情勢についても「ウクライナの反転攻勢は失敗」などと聞きたくない情勢がアナウンスされていて、「正義が勝利する」というのは幻影でしかないのかと暗澹とさせられる。

2023年は、人類生存史のどこいらへんにあるのか。「万物流転」のことわりのうちにあるのならば、数万年前に生成した人類もそのうち消え去ることは当たり前のことなのかもしれないが、この頃の諸情勢を鑑みれば、砂時計の落ちる最後の数粒のうちにあるのではないかとも思えてくる。

「ペシミスト」・・久しぶりにこの言葉が脳裏に現れた。

 

 

 

 

 

コメント