「コールドムーン」という言葉は、いかにも寒々しい。12月の、今年最後の満月をいうのだそうだ。正確に日27日の夜に昇ってくる月を「コールドムーン」として名残りの月を愛でるそうだ。
添付のforbes JapanのHPによれば、朔望月(さくぼうげつ)すなわち月の年齢は29.5日であるから、暦によって1年で満月が12回ある年と13回ある年があり、今年2023年の「コールドムーン」は、13回目の月だ。13という数字もなにか寒々しいが、何やら得をしたような気分だ。
その13回目の「コールドムーン」を愛でようと昨夜は9時頃までベランダに出てみたが、いまだ南東の空に現れなかったので、風邪気味なのと酒酔いもあって就寝。
翌朝の4時過ぎに目覚めたので、震えながら外に出てみたら、西の空高く冷たい冷たい「コールドムーン」が虚空に輝いていた。雲も明るい星もなくさみしそうに輝いていた。
13回目の「コールドムーン」は来年は見られない。1月11日まで満月の陽が来ないと13回という周期がこないようだ。再来年のカレンダーをみても13回の月は来ないようだ。
もう2年以上見られない13回目の月だったかと思うと、何だか寒々しい月だと思うともっと名残を惜しみたかったが、氷点下となった朝の寒さゆえ、四五枚撮って家に入った。
年が明けて、新年最初の満月は「ウルフムーン」というのだそうだ。冬の満月に向かって狼たちが遠吠えする光景が浮かんで、なんとも力がみなぎるような呼称だ。
買って来た2024年版「天体観測手帳」をみると、日本では1月26日2時54分だ。タイマーをセットして「ウルフムーン」を仰ぎ見よう。そして、ウルフのパワーをインプットしたいな。
2023年12月28日AⅯ5:00 名残りの13回目「コールドムーン」の残照