石垣島午前1時46分の南東の空。19.4歳の寝待月が煌々と輝く。昨晩は、寝ている間にベランダを濡らすほどの雨がしぶいたようだ。サンダルがしっとりぬれている。昨日も今日も午前1時過ぎには目覚めて、ツールドフランスや大相撲のダイジェスト版を眺めてお茶を嗜む。
寝待月の右下に輝く星は、一等星に違いない。国立天文台の「今日の星空」であとからチェックしたところ「南のうお座」のフォーマルハウトのようだ。
寝待月の上を薄い飛行機雲が月の光に照らされる。音も立てずに過ぎ行く飛行体。飛行機雲を残してゆくのだから、人工衛星ではないようだ、。この時間帯は人工衛星は見えないだろうし。
民間機でも軍用機でも、こんな時間に働いているヒトのことを思うと、尊敬というよりなんだかなつかしさにジーンと来る。「あんな高みに人類が活動しているのか。」と。「彼も孤独なんだろうな」と勝手に思いやる。
寝待月とは、平安時代の人が名づけたようだ。彼らは、夜9時には寝たのだという。寝るころに待ってようやく姿を現すお月様。明日は、20日の月で更待月。夜が更けてからの月となる。
今日から、長野の野沢温泉に出かけるが、明日の未明に目覚めたら長野駅前のホテルの窓から眺めることになる。
さて、梅雨前線が本州中部に横たわる。更待月そして21日の月を野沢温泉の民宿の窓から眺めることができるか。こないだ買ったローンピークと防止仕様のローンピーク、ちょっとかさばるが二足持っていこう。
果たして、ヤナギランは咲いているか、カナカナは鳴きはじめているか、日本列島真ん中の懐かしい夏の季節に出かけます。
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