おとついの低温と降雪を最後に、予報では週末から晴れマークが続き、気温も15度を超える日が続く。サクラの開花はもとより、昨年より遅れていた青葉の森の早春の花や虫たちが示し合わせたように躍動する瞬間のカウントダウンが切られている。
昨年、家から一番近い地点と言っていい太白山のふもとの自然観察の森でヒメギフチョウさんに出会ったのは4月3日だった。その時は、カタクリは満開で、かれらが卵を産みつける食草のウスバサイシンの葉もすでに展開していた。
青葉の森のカタクリは、昨年より気持ち1週間開花が遅れているので、まだ早いと思ったが、今日はやや気温が低いが、晴れていたので、その自然観察の森の例の場所に行ってみる。
やはり、まだまだであった。あの出会い地点のカタクリはやっと葉を展開させたという具合で、ウスバサイシンの葉の気配もなかった。
が、少し離れた日当たりのよいの原にはもうあちこちにカタクリの花が花弁をくるりと反らせて咲いていた。しばらく待ってみたがヒメギフチョウさんをはじめチョウや羽虫たちの気配はなかった。まだ、10℃前後で風が冷たかったので、動かないでいるのだろうか。ヒメギフチョウさんは蛹の中でモジモジしているのだろうか。
いずれにせよ、あさってあたりからこの場所には「足繁く」通って、近所のヒメギフチョウさんに再会したい。
昨年ヒメギフチョウさんとの出会いは、もう1カ所。遠刈田の青麻山のA地点であるが、あれはこのブログによると4月12日だった。蔵王山麓も同じようにカタクリさんたちの開花が遅れるだろうが、今年も、お天気を聞きながら観察に出かけよう。遠刈田は、帰りに温泉は入れるしね。
今年は、太白山や蔵王山麓以外でも彼らに出会えたらいいな。4月半ばまで、お日様のご機嫌を訪ねながら出かけよう。そう、山菜たちも芽を出す頃合いだし、じっとしてはおれないね。
スミレの仲間たちも、もうすぐですよ。
葉より早く枝先に雄花序を下げるのはカバノキ科の特徴みたい。ケヤマハンノキかな。
その枝先にカマキリさんの卵鞘(ランショウ)が鳥たちにもつつかれず無防備にぶら下がっていた。まもなく、二、三百!の子供たちが生まれるというが、なんとそのうち大人になれるのは二、三匹程度らしい。あんなに強そうなカマをもった大人なのに、厳しいんだ、生き抜くってことは。がんばれよ!
太白山観察の森の今日咲いていたカタクリさんたち。
お久しぶりです。
四野見くんから教えてもらいました。
いろいろなところに行ってますね。
こちらもチラホラ写真を送らせてもらいます。
なかなか、忙しく出かけられないけど。
最近は奥多摩よりも秩父に出かけています。