大気も生き物であるかのように、気配というものがあって、近づくときには何かしらシグナルを送ってくれる。夕暮れの南西の空には三日の月が静かに笑みを浮かべているが、地平をヴェールのような絹雲がやがてやってくる不穏な雲の隊列の先兵のように流れよってきた。
来るか、いよいよ、と、この気配に心ときめくのであるが、残念ながら本日から火曜日まで家を空ける。ベランダのプランターや鉢植えの面々をブルーシートを敷いた室内に避難させ、枯れない程度に水をあげて、窓ガラスの下にはバスタオルをくるくる巻いて水難の被害を最小のものとする工夫をして出かけよう。
今年は、あと何回台風が石垣島にやってくるのか、みな悪者のようにいうが、海面の暖気を地球規模で調整し、海水をかき混ぜ、サンゴの白化を防いでくれ、何よりもおごり高ぶった人類に自然の脅威を思い知らせて謙虚にさせてくれる大魔神みたいな女神?なのだ。
小笠原方面には、大型で迷走している台風5号、まさか週明けには9号と合体して日本列島を飲み込む巨大な渦とならなければよいが
せめて日曜と月曜の富士登拝(「とうはい」ではなく「とはい」とよむそうだ。)を成就させてほしいな。関東まで梅雨明けだというのに前線がすっかり消えていない天気図。週間天気は、曇り時々雨とすっきりしない。
本日は、なつかしい「富士登山競争の日」、頂上コースは中止にならなければいいが。
http://www.fujisan223.com/reason/faith/pilgrimage.html
昨日の夕空
今朝の東空
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