かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

さまざまな春を祈ってマーラーを聴く

2025-03-12 16:08:10 | 日記

年が明けてまだ三月もたたないのに、

1月の能登半島地震、阪神淡路大震災、3月の東京大空襲、東日本大震災、福島第一原発のメルトダウン、地下鉄サリン事件、・・・と苛烈極まりのない災害、事件の記憶がメディアによって呼び覚まされる。

能登や東日本ではいまだ再生には至らぬ多くの人がいることを知らされ、追い打ちをかけるように大船渡では大規模森林火災が発生し、ふたたび絶望の淵に追いやられる人もいる。

ようやくロシアとウクライナは停戦に向かうのだろうか。といっても、夥しい命が奪われてしまっているし、その責任はどう見てもロシアにあるのだが、米国のトランプによってその責任のありようがグジャグジャにされ、この世に「正義」という言葉が定義さえできなくなっていて、決してウクライナのヒトビトが歓ぶような停戦にはならんだろう。

日本も世界も気が滅入る話ばかりで、この世を四季に譬えると温暖化とは真逆で9割が「冬」であって、残り1割は「雪解けという春の兆し」なのではないだろうか。

それでも、わずかに春を予感させるものがあればヒトビトはそこに救いと再生への希望を夢見る。

マーラーの音楽はこういった気分にぴったりだし、3.11にハーディングと新日フィルが奏でた第五交響曲はまさにそんな音楽だと思う。

NHKプラスで1週間ばかり3.11の演奏を聴き、あわせてオイラが持っているテンシュテットの全集で第一交響曲から聞き直して春を感じようか。この第一番「巨人」こそ、山の雪解けと春の再生を感ぜざるには入られないような曲だと(思う)。

 

     

 

 

 


グレートトラバース3から 聖岳の印象

 

                

                百閒洞平方面より見た聖岳 色鉛筆効果

 

 

 


かぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山

黒岳(くろだけ)・1793m・日本三百名山(№247)

北海道大雪山にも黒岳という名前の山はあるが、ここは山梨県富士五湖のうち河口湖の北側、御坂峠のある御坂山塊の最高峰の黒岳。登山口はいくつもあろうが、いずれも河口湖駅からバスでアクセスできそうなので、富士の展望登山にリスト化される山だ。近くには釈迦ヶ岳や御坂山など合わせて登りたい山もあり、魅力的な山域だ。遅くない将来、「ぐるっと一周富士山展望の山旅」で山頂に立つだろう。

 

黒岳Wikipedia

 

「すがっちょの登山記録」さん提供

富士山を山から見てみよう!東京から日帰りで行ける山梨県の「釈迦ヶ岳」「黒岳」を縦走!【日帰り登山】

バスで行けることを教えてくれてありがとう。解説も丁寧です。

 

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