言わなければよかったのに日記

 私が見たこと、聞いたこと、感じたこと、頭にきたこと・・・を(ありのまま)に伝えます。

苦肉の策 第2弾

2017年05月02日 | 歴史探偵
 山江歴史民俗資料館では、平成24年の12月に瑞光寺阿弥陀堂と城山観音堂から仏像4体と鰐口1を資料館に移設したことがあります。お堂の老朽化→鍵なし→盗難、→雨漏り→仏像破損につながるということで資料館に移したのです。
 その時の新聞記事のタイトルが「仏像保存へ 苦肉の策」とありました。そのまま5年が経ちました。その間、城山観音堂の十一面観音菩薩像は、日本遺産の構成文化財にもリストアップされて、いまや、資料館のメインの一つになっています。

 今日は(あんまりいいことではないのですが)第二弾の苦肉の策を行いました。高寺院住職に“閉眼法要”のお経をあげてもらって、仏像4体と鰐口1を資料館に運び入れました。
 持ってきたのは5年前と同じ理由です。お堂は、いちおう(山口地蔵堂)・・・なぜ、いちおうかと云うと、私どもが他と区別するためにある意味勝手に堂名を決めているのです。ある調査では、(西川内観音堂)とあります。信仰しておられた人たちは(お堂)と呼べばよかったはずです。このお堂も一軒での管理になっていて荒れ放題になっていました。
 盗難に遭わずに無事に移設できたので、いちおう良かったです。

       
         無事に資料館に展示     

 今日の天気()