文化財指定に向けて

　山江では“文化財指定”に向けて、現在準備中です。建造物２件、彫刻(仏像、神像)２３件、史跡６件と一気の指定を計画しています。ビックリポンの多さです。
　12月に文化財保護委員会に諮問があって、今日から各文化財の所有者・管理者の方を訪ねていって“同意”をもらいに廻りはじめました。木曜日という普通日でもあるので不在のお宅もありました。個人所有ではなく集落共同管理の文化財は‘うちでOKという訳にはいかない、時間が欲しい’ということでした。もちろんのことです、地域の集会等で理解を求めてもらうようにお願いしてきました。
　今日は山田地区しか廻ることはできませんでした。しかし、はじめて訪ねていったり話を聞くことができてたいへん収穫ある一日でした。文化財に指定！ということを通して他の話も聞くことができました。

　　　　　　　　

　写真は“東浦天子”です。山江には景行天皇が巡幸されたとされる‘天子’が３ヶ所あります。合戦ヶ峰、城内と東浦です。この東浦では以前は４軒ほどで祀っておられましたが、今や１軒で‘今年が最後かも’と云っておられました。
　廃れようとしている文化や行事に‘あと、ひと花’という思いもあります。もう一度炎になることができたら永遠に！ということもある、と信じています。こんな思いで４月１日指定を目指して今日から次のステップを踏み出しました。

　今日の天気()