言わなければよかったのに日記

 私が見たこと、聞いたこと、感じたこと、頭にきたこと・・・を(ありのまま)に伝えます。

梅雨末期ヵ

2021年07月09日 | 日記

    

 午後7時に「避難準備・高齢者等避難開始」の情報が出ました。避難所も開設され対策本部も設置されました。これから「線状降水帯」のリスクが高まるためのようです。夕方には放送もあって早めの準備と避難の呼びかけがあっていました。熱海や松江周辺でのことを考えると降り出したら止むことを知らない豪雨はたいへん心配なことです。早めの行動が必要なようです。町内としては動くことは今のところありませんが(待機)という状況でしょうか。梅雨末期、去年のこともあるので油断なく過ごしたいものです。

 いま、「山江の地名」のことを調べてまとめています。書かれた本によって年代が少し違うのですが「善兵衛洪水」なるものが江戸時代に起こっています。“山江村郷土誌”にその記述がありますので紹介します。

『山江村の過去において、大きな水害が数回、記録に残されている。最も大きな洪水は、寛文八年八月十一日(一六六九年)の大洪水である。・・・この洪水で、山田、下払の善兵衛山の北側半分が下払川にすべり落ちてしまったので、村人たちはこの洪水を「善兵衛洪水」と呼んで語りつがれている。

 すべり落ちた山は下払川をせき止めダムのようになったが程なく決壊した。このため大量の土砂が下払川を経て山田川本流にあふれ、川底は浅くなり、このため山田川本流が東浦のほうに約70m移動したのです。番慶の久保山さんの畜舎付近に小高い万十型の塚があった。その中心に約1m余の石柱が建っており、この石柱は善兵衛洪水前、即ち昔の山田川の中心を示すものであり、石柱の上部がこの時の洪水の最高水位を示す貴重なものでしたが、最近取り除かれていることは残念です。』

 その当時のようすを想像すると“線状降水帯”で、熱海と同じような“土石流”が起きたもののようです。梅雨が終ったら、現地へ出かけてわかる範囲でその様子や伝わっている話などの聞き取りができたらと思っています。

 梅雨末期です、用心しながら雨の終わりを待ちたいものです。

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