誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

2012-11-03 17:07:58 | 日記
菊(キク科)花言葉は、私は愛す。菊は平安時代初期に中国から渡来し当時は薬用だった。菊に宿る露を菊の露といつてこれを飲むと長寿を保つとされたり、菊の上に綿を置いて露を含ませ香を移して身を拭くと病気をしない”きせわた”の菊といわれたり、菊を浮かべてた菊酒を酌み交わすと長寿を保つといわれたり、干した菊花を枕につめたものを菊枕といつて頭痛を冶したりするこれらの風習は中国のいわれにもとずくもので、菊は観賞するものではなく、薬として考えられていた。江戸時代になつて観賞用となり、百菊といわれるように多くの品種が生まれ、菊花展が開かれるようになつた。菊といえばふつう黄菊を指すので、白い色を強調したい時は白菊と詠む。菊日和というのは秋の日が菊に輝いている日和のことで「菊うらら」などの使い方があり、曇った日は「菊曇り」雨の日は「菊の雨」となるし、夜は「夜の雨」とも読む。「残菊」は菊の節句を過ぎた後の菊のことであるが、重陽の行事がすたれてしまった現在では、晩菊と同じように遅くまで残っている菊を指すすようである。「白菊の目にたてて見る塵もなし 松尾芭蕉」「黄菊白菊そのほかの名はなくもがな 服部嵐雪」「歩をうつす千輪咲きの菊の前 軽部烏頭子」「昇降機菊もたらせし友と乗る 石田波郷」「蜂たかく脚そろへゆく菊日和 篠田悌二郎」「ひと鉢の菊ありこの日蝶たえず 木津柳芽」「菊活くる水絨毯にまろびけり 西島麦南」「菊の香の闇ふかければ眠るなり 稲垣きくの」「下駄に乗る踵小さし菊日和 鈴木真砂女」「菊冷える夜更けは珠のわが時間 福永みち子」(菊香り 青空たかし 文化の日 ケィㇲケ)