イソギク;磯菊(キク科;キク属)花言葉は、清楚な美しさ。海岸の岩石地などに自生する30~40cmの多年草。茎は群れて生え、上部には銀白色の毛がある。葉は密に互生し、倒被針形で厚く、長さ4~8m、幅1.5~2.5m。上半部は羽状に浅腺く裂けるかまたは切れ込みがない。表面に腺点があり、裏面には銀白色のけが密生する。頭花は黄色で多数散房状につく。ふつう舌状花はなく、筒状花だけからできている。栽培キクとの交配しゅもあり、白い舌状花のあるものをハナィソギクという。属名は、Chrysos(金)のanthemon(花)というギリシャ語起源のラテン語である。花期は10~11月生育地は、東京都、神奈川、千葉、静岡県。キク科は高等植物のなかで、もつとも大きな科で、世界に広く分布し、約920属、20,000種が知られており、日本にはおうよそ350種が野生している。また帰化植物もかなり多く、120種以上ある。そのうえ、栽培されている園芸種も多い。キク科の多くは草木、ときに低木、まれに高木もあり、草本では多年草が多い。和名の由来も種々雑多で一括することは困難。植物全体の漢字、期間の形態、科学的成分、生活習性、類似性、地名、生育地、人名、神話、伝説、物語などによりつけられたものがあるが、生育地の地名をとつた物が多い。(嵯峨菊;友禅菊等)。「寒菊や日の照る村の片ほとり 蕪 村」「寒菊の霜を払つて剪りにけり 富安風生」(寒菊は 初霜被り 露ひかる ヶィㇲヶ)