誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

山茶花

2012-12-04 07:22:49 | 日記
椿と山茶花は非常に似ているし、種類も多いので、一見したところでは、見分けるのが難しい品種もある。山茶花の字は、椿のことを挿していたが山茶花にこの字をあてるようになつたことについてはわかっていない。山茶花は我が国原産で、四国、九州に自生しているものもあり、佐賀県に自生の大樹があるとのこと。山茶花は別名を「ひめつばき」「このつばき」といわれるように、椿よりやや小さい花である。生垣に植え込んだりして庭木として広く愛されている。園芸種は100種を超えており、八重や赤や絞りなどがあり、散るときは花弁が一枚ずつ散るのが山茶花で、椿と区別される。「山茶花のさかりともなくこぼれけり 松風」の句のように、その花期は長く、十月から一月まで咲き続ける。山茶花の実から油が採れることは椿と同じだし、葉は茶の代用になる。「山茶花のこぼれつぐなり夜も見ゆ 加藤楸邨」「山茶花はさびしき花や見れば散る 池上不二子」「山茶花は咲く花よりも散つてゐる 細見綾子」「山茶花の八重咲く白き昃りてる 小沢満佐子」「山茶花やいまの日暮の旅に似て 藤田湘子」「どの家も山茶花盛んなる迷路 大関靖博」「山茶花と 混じりて匂う 銀木犀 ケイスケ)