誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

ツワブキ

2012-12-05 05:34:00 | 日記
ツワブキ(キク科」花言葉は困難に負けない。蕗に似ているが葉が艶やかなので、古名「つやふき」というのが、つやぶきとなったといわれる。キク科のハナらしく、菊に似た黄色い花を群がりさかせる。早いものは十月の終わり頃から咲き始める。葉の縁が白いものや斑入りのものなどは庭にも植えられているが、野山にも自生している。海岸に面した崖に黄色い葉の照り輝いている様は、海の景色をあかるくし、遠目にも美しい。春先に芽をだし始めるころ、九州の人達は野山に遊んでこの葉の柄を採り、蕗のように煮て食べる。関東の人達はこの話を聞くと「食べられるの」とびっくりすが、蕗とはまた異なった風味があり、柔らかい。昔私の家にも2~3株あつたが、子供の頃なので、食べた記憶がない。「あたたかな雨降るなり石蕗の花 山口青邨」「静かなるものに午後の黄石蕗の花 後藤比奈夫」「石蕗咲きぬ網す蜑に踏まれつつ 山口草堂」「石蕗咲いていよいよ海の紺たしか 鈴木真砂女」「石蕗の絮とばんとすなる耀きか 能村登四郎」「花石蕗や屋根より高き海の崖 高橋悦男」(雪便り 石蕗咲く頃 師走かな ケイスケ)