磯菊(キク科;キク属)花言葉は、清楚な美しさ。海岸の岩場や崖などに群生する20~40cmの多年草。茎は群れてはえ、上部には銀白色の毛がある。葉は密に互生し、斜披針形で厚く、長さ4~8cm、幅1.5~2.5cm、上半部は羽状に浅く裂けるかまたは切れ込みがない。表面に腺点があり裏面には銀白色の毛が蜜生する。頭花は黄色で多数散房状につく。普通舌状花はなく、筒状花だけからできている。栽培菊との交配種もあり、白い舌状花を、ハイイソギクという。属名chrysos(金の)anthemon(花)というギリシャ語起源のラテン語である。花期10~11月。繁殖地、東京、神奈川、千葉。「磯菊が蕾めり安房の舟溜り 阿部筲人」。(賑わいて 小菊磯菊 壺に挿し ケイスケ)