イチゴ会は昭和11年に父小野吉見が逝去して以来、横浜高島台に住む伯父の小野 清家で、正月のお雑煮を食べる会が習慣であった。親兄弟は宮城県丸森町の出身で、兄弟で、東京都港湾局水路部に属し、東京湾のお台場の造成の為に、浚渫船に乗てついた。父は42歳で逝去したので、正月や夏休みには、高島台で過ごした。大東亜戦争で高島台の家が焼失したが、世田谷の家は戦火に及ばず、従弟の小野青二、山根 繁二人とも、、大学に通う為に、世田谷区奥沢の家から通学する事となった。私は卒業後島根県江津にある工場に赴任して大阪支店を経由して、東京本社にかえるまで、17年かかったために、イチゴ会の初期には参加していないが、イチゴ会を発案し発起人は山根 繁君である。来年で30回をむかえる。山根家本家は、島根県八頭郡丹比町;姉と妹は若桜町夫々の家の距離は約一里。母は横須賀市の知人宅へ百姓が嫌いで上京した形。(母の兄弟姉妹はすべて故人)。私は小学校は藤原家から通学し、若桜小学校卒業。(イチゴ会の起源について一言)
リンドウ;竜胆(リンドウ科)花言葉は、正義。秋草の中でも、竜胆は、秋の天と対峙しているような色を誇っている。それは早春に咲き出す大ふぐりの花が早春の空の色をしているのと似ている。深秋の空の色そのままに咲くこの花は、秋の七草の仲間入りをしていないのが、不思議なくらいである。竜胆はアフリカを除く全世界に分布していて、日本にも自生している。栽培種は咲きぱなっしで、しかも花を頂部だけでなく葉のつけ根にも多くつけているが、野生の風情には欠けるきらいがある。白い色のものを笹竜胆と呼ぶ。笹竜胆は花期がやや遅れ晩秋ころに咲く。「竜胆や 巌頭のぞく 剣岳 水原秋桜子」「稀といふ 山日和なり 濃竜胆 松本たかし」「竜胆や 山路に入りて 山隠る 下村ひろし」「壺の口 いっぱいに 挿し 濃竜胆 川崎展宏」「したたりて 一壺みたす 濃竜胆 渡辺千枝子」「竜胆や 夕映えそふ 岳いくつ 中村信一」「竜胆を 畳に人の ごとく置く 長谷川かな女」 「りんどうに 白雲うごき 薄れけり 柴田白葉女」「竜胆の この径 夢に見たる径 橋 石」「山上の ことに晴たる 濃竜胆 池上浩山人」。(濃紺の 花の竜胆 雨に濡れ ケイスケ)