半夏生草(ドクダミ科)花言葉は、内に秘めた情熱。水辺に生え、観賞用や薬用に栽培される。高さ60~100㎝、茎は直立する。6~8月、茎の上部の葉が2~3枚白くなり、そのわきから淡黄色で、長さ10㎝ほどの花穂を垂れる。花は花弁がなく、虫媒花。全体に一種の息気がある。「半夏生」は、「半夏生(夏至から11日目)」の頃に花をつけるから、また葉の半面が白いのを半化粧したという意味からともいう。中国名「三百草」●時候にも半夏生があるので、梅雨明け間近の曇りがちの季節感と切り離しにくい。掘折した心情を暗示させた句も多い。「おのが鼻見えて居るなり半夏生 永田耕一郎」「片白草雨よぶ白を塗りかさね 加藤三七子」「三白草二白のときを剪られけり 山田弘子」「白もまた炎ゆる色なり半夏生 石黒 茂」「風鈴の夜陰に鳴りて半夏生 飯田蛇忽」「墓原をひとつ眺めの半夏生 斉藤 玄」「灰が降る半夏薄明地にねむり 石原八束」「百幹の竹に声ある半夏生 住 素 蛾」「木の揺れが魚に移れり半夏生 大木あまり」。梅雨の最中今日は全国的に一日中雨との気象予報である。人間皆頑張る日のようだ?・・(半夏生 暑さに負けぬ 力秘め ケイスケ)