誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

ベニバナ

2015-07-05 05:28:29 | 日記
ベニバナ(キク科)花言葉は、化粧。原産地は不明。日本での栽培は古く、「万葉集」にも詠まれる。草丈1m、葉は互生し、葉縁には刺がある。開花は6~7月、花は薊に似て,頭花を包む総苞片にも刺がある。径5~7㎝、花色は、咲きは初めは黄色、終わる頃は濃い朱色になる。山形が紅花の山地で、江戸時代には栄えた。花弁を摘み取り乾燥させたものが「紅花」で、昔は口紅を作り、布を染めた。「紅花」で染めた赤色が「くれない」、語源は呉(中国の古代国家)からきた呉藍(くれのあい)からきている。果実から食用油を搾る。◎夏季、朝露の乾かないうちに花を摘み紅の染料にしたという。「源氏物語」の「末摘花」や芭蕉の尾花沢滞在中の句など、古典に思いわ馳せて詠むのもよいだろう。「まゆはきを俤にして紅粉の花 芭 蕉」「紅花も少し咲かせて民家守る 八木澤高原」「峠より日の濃くなれり紅の花 加藤三七子」「くちびるの縮む力や紅の花 桑原三郎」「手のいたき顔して渡す紅の花 加藤楸邨」「をさなごの哀しむ声や紅の花 渡辺白泉」「紅ばなに最上川霧黄となりぬ 林 翔」「妹去れば春草妖しき紅の花 池田草舎」。(短夜のつのる花かや紅はたけ ケイスケ)