誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

ノカンゾウ

2015-07-04 04:08:10 | 日記
ノカンゾウ:野萓草(ユリ科)花言葉は、苦しみからの解放。萓草の仲間は多いいが、中国原産の「本萓草」を指す。渡来年は不詳、変種の「藪萓草」は八重咲き、「野萓草」一重咲きで、どちらも各地の山野や土手などに野生化している。高さ80~100㎝、葉は広線形。7~8月、径8㎝、橙赤色の百合に似た漏斗状の花を数個、順に開く。朝咲いた花が夕方にはしぼむ一日花。「花壇地錦抄」には「この花を水に入れて聖地に手向けると,聖霊が憂いを忘れるので忘憂というとあるのは萓草のことであろうか。不詳」とある。さらに「萱草と呼ばれる植物はいくつもあって紛らわしい」とあるが、浜萓草や姫萱草もこの仲間。中国名「萱草」。マメ科の薬用植物にも同音の「甘草」がある。●この草を持っていると憂い晴れるという俗信から「忘草」とも呼ばれる。日盛りの青野でこの花に出会うと暑さを忘れ心地がするのは確かである。「萱草や浅間をかくすちぎれ雲 寺田寅彦」「かん草に一本ゆゑの丸木橋 久保より江」「萱草の花をいそがず小浜線 岡井省二」「萱草の花も夕日もつかれたる 青柳志解樹」「忘草川は小さく渦を持ち 深見けんじ」「萱草の揺るるほかなし流人墓 小出秋光」「野萱草もつてのほかの恋をして 大石悦子」。(日当たつて 萱草の花 輝けり ケイスケ)