日日草(キヨウチクトウ科)花言葉は、友情;楽しい思い出。マダガスカル島原産。熱帯地方では低木状になる多年草だが、日本では一年草扱い。5~10月の長い期間を咲き続ける花壇の花である。草丈30㎝、長楕円形の葉が互生する。花は元が筒状で、先が5裂して平に開く。花色は赤、桃、白など。「その日ぐさ」ともいうが、花は朝開いて夕方にはしぼんでしまう一日花ではない。一つの花は数日咲き続けてしぼむ。日に日に、いつも咲いているので、「日日草」「日日花」「四時花」の名がある。●可憐な花で、長期間次々と咲きつぐさまはけなげで庶民的である。さりげない日常を愛する心を詠むことができる。「日日草ほかに花なき海女の庭 原 菊翁」「日日草旅のネクタイ二本持ち 池田秀水」「子規庵を訪ふ人絶えず日日草 杉 良介」「雑事一つ捌いて暮るる日日草 河村みね子」「根つめて歳月逝かす日日草 大牧 広」「昨日けふ花おこたりて日日草 片山由美子」「今日をもて日々草の花終る 富岡桐人」。(ああ今日が日日草の一日め ケイスケ)