オモダカ;沢潟(オモガタ科)花言葉は、秘めたる慕情;高潔。水性多年草。各地の水田,池,沼などに生える。高さ30~60センチ。葉は矢尻形で長い葉柄を持つ。6~7月葉の間から花茎を伸ばし、白い三弁の花を輪生する。稲田では雑草扱いにされるが、花にも観賞価値がある。塊茎が食用となる慈姑は本種の改良種である。葉が人の顔に似て葉柄の上につくところから「面高」とも書かれる。●花は小さめだが、白い花びらが水面を反射する光に浮かびあがり、いかにも夏らしさを感じさせる。矢尻形の葉と取り合わせも面白い。「沢瀉や芥流るゝ朝の雨 佐藤紅緑」「沢瀉やいくさに死にしみなわかし 森 澄雄」「沢瀉のふたつの夢見相似たる 大石香代子」。(沢瀉のふたつの夢やなだれ咲き ケイスケ)