ヒアフギ:射干(アヤメ科)花言葉は、誠意。各地の山地の高原に生え、観賞用に庭にも植えられる。高さ約一メ―トル。長さ30~50センチの剣状の葉が左右に並び扇状となる。6~9月、茎の上部が分枝して、先端に黄赤色の斑点のある花が咲く。花は六弁で、水平に開き、径約5㎝。。果実は熟すると裂開し、黒く丸い光沢のある種子を見せる。この種子を古くは「うばたま」「ぬばたま」といつた。「ひおうぎ」は葉の形に由来。実が黒いので「鳥扇」漢名「射干」●檜扇という名から、雅びて床しいものともに詠まれた句が多い。黒い実を「ぬばたま(黒、夜などにかかる枕詞)」と呼ぶためか、明るい姿の中に強さを秘めた花というイメ―ジも拭えない。「射干や山の雨きて寺濡らす 笹岡沙織」「檜扇のうしろ清少納言かな 平井照敏」「射干や桶屋が箍を絞めてをり 西野文代」「射干も一期一会の花たらむ 石田波郷」「子を産んで射干の朱を見て居りぬ 飯島直子」。(うばたまを一枝もつて恋人来 ケイスケ)