ちんぐるま(バラ科)常緑小低木。花言葉は、可憐。本州中北部以北の高山帯で、雪解け後の湿った場所などに群生する。枝は地を這い、葉は羽状複葉である。6~8月、高さ10~20㎝の花茎を伸ばし、径約3㎝の花を一個、上向きに咲かせる。花色は白で基部が黄色を帯びる。花が終わると花柱が風車のいうになる。これが玩具の風車「稚児車」に似るところから、転訛して「ちんぐるま」の名がある。「ちんぐるま露りんりんとわれをまつ 杉山岳南」「先を行く子が露りんりんとわれを待つ 渡辺正惟」「一面に一輪づつのちんぐるま 清崎敏郎」。明日は処暑。立秋15日目。「処」とは止る意味で、暑さが止むという言葉。中国大陸はこのころから冷やかな乾いた高気圧のおおわれるが、日本ではまだ残暑がぶり返すこともある。しかし処暑の声を聞くと暑さも長続きせず、いよいよ気象的にも秋がやってきたという感じ。「処暑なりと熱き番茶を貰ひけり 草間時彦」「老犬の処暑の大地にはらばひて 細谷喨々」。(見苦しや処暑の暑さの久しきは ケイスケ)