誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

鹿の子百合

2015-08-07 05:12:58 | 日記

百合はユリ科ユリ属の総称。花言葉は、富と誇り;威厳。「ユリ」は「揺り」の意。大きな花が風に揺れ動くことに由来。日本には美しい百合が、数多く自生するが、どれも球根(鱗茎)から芽を出し、笹の葉に似た葉を互生。花は六弁の漏斗形で、芳香を放つものが多い。山野に多い「笹百合」は6~7月開花の桃や白花。「鬼百合」や「小鬼百合」は葉の珠芽(むかご)をつけこれでも繁殖する。小鬼百合は百合根を食用とする。純白の花をつける「鉄砲百合」は欧米の人々を魅了した花。明治頃から球根が大量に輸出された。ほかに「透百合」「鹿の子百合」「姫百合」などもある。●山野で見る山百合や笹百合の清しさ、鬼百合の野趣、花束にされるカサブランカの風格など、種や品種によって趣が異なる。西洋では百合は早くからキリスト教と深く結びついており、いまでも受胎告知の神聖な花として祭壇を飾る。「くもの糸一すじよぎる百合の前  高野素十」「百合の蕊皆りんりんとふるいけり  川端芽舎」「谷風や花百合そ向きま向きして  阿波野青畝」「食卓の鉄砲百合は素つぽむく  加倉井秋を」「神の声湧くごと森の車百合  加藤知世子」「百合の香のはげしく襲い来る椅子に  稲畑汀子」「指さしてわがものとする崖の百合  橋本美代子」「山霧の引きゆく迅さ小鬼百合  星野恒彦」「笹百合の結界に香をちけり  大野今朝子」「百合の花家ひろびろと香りけり  黒柳昌子」。(我が家の百合に日暮れあり  ケイスケ)