カラスウリ(ウリt科カラスウリ属の多年草。花言葉は、よき便り。蔓性多年草で雌雄異株。林や薮に見られる。細い茎は巻鬚で傍のものに巻きついて高く上}る。葉や茎には粗い毛があってざらざらて」いる。8~9月の夜、レースのような白い花を咲かせ,瓜に似た実をつける。はじめは縞のある緑色だが、熟れると朱色になってよく目立つ。実の中には黒い種があり、蟷螂の頭のような面白い形をそている。また、結び文のようにも見えるところから玉章と呼ばれたりもする。「竹藪に人音しけり烏瓜 傈 然」「くれなゐもかくてはさびし烏瓜 爽 太」「溝川や水に引かるる烏瓜 一 茶」「つる引けば遥かに遠しからす瓜 抱 一」「梵妻を恋ふ乞食あり烏瓜 飯田蛇忽」「提げ来るは柿にはあらず烏瓜 富安風生」「みつから青き水傲慢や烏瓜 中村草田男」「烏瓜枯れなむとして朱を深む 松本澄江」「掌の温み移れば捨てて烏瓜 岡本 眸]「子を生さで空から手繰る烏瓜 鍵和田柚子」「烏瓜揺れあふ風の高さかな 長谷川久々子」「満願のいろに夕日と烏瓜 木内彰志」「あなどりて引けば突つぱる烏瓜 茂木連葉子」。(一身に心がひとつ烏瓜 ケイスケ)