リンドウ;竜胆(リンドウ科)花言葉は、正義。秋草の中でも、竜胆は、秋の天と対峙しているような色を誇っている。それは早春に咲き出す大ふぐりの花が早春の空の色をしているのと似ている。深秋の空の色そのままに咲くこの花は、秋の七草の仲間入りをしていないのが、不思議なくらいである。竜胆はアフリカを除く全世界に分布していて、日本にも自生している。栽培種は咲きぱなっしで、しかも花を頂部だけでなく葉のつけ根にも多くつけているが、野生の風情には欠けるきらいがある。白い色のものを笹竜胆と呼ぶ。笹竜胆は花期がやや遅れ晩秋ころに咲く。「竜胆や 巌頭のぞく 剣岳 水原秋桜子」「稀といふ 山日和なり 濃竜胆 松本たかし」「竜胆や 山路に入りて 山隠る 下村ひろし」「壺の口 いっぱいに 挿し 濃竜胆 川崎展宏」「したたりて 一壺みたす 濃竜胆 渡辺千枝子」「竜胆や 夕映えそふ 岳いくつ 中村信一」「竜胆を 畳に人の ごとく置く 長谷川かな女」 「りんどうに 白雲うごき 薄れけり 柴田白葉女」「竜胆の この径 夢に見たる径 橋 石」「山上の ことに晴たる 濃竜胆 池上浩山人」。(濃紺の 花の竜胆 雨に濡れ ケイスケ)
リュウノウギク(キク科;キク属)花言葉は、無常の美。日当たりのよい山地に生える30~90cmの多年草。和名は龍脳に似た香りの油が含まれいることによる。葉は互生、卵形の洋紙質で3中裂し、裏面に丁字状毛が蜜生し灰白色を帯びる。舌状花は普通白色のち淡黄色になる。花期は10~11月。分布地本州、四国、宮崎県。(朝寒や 龍菊の香に 目覚めけり ケイスケ)
岩蓮華(ベンケイソウ科キリンソウ属)花言葉は、よき家庭をつくる。岩の上に生える多年草。わらぶき屋根に生えることもある。観賞用に広く栽培さrている。葉は多肉質で青白色の長楕円形。10~20cmの花茎をだし、穂状に白色の小さな花を密生する。萼片、花弁はともに5個、多くは開花すると枯死する。和名は岩蓮華で、重なりあった葉を蓮に見立てたもの。同属に、ツメレンゲ、ミセバヤ、ある。「みせばやの 珠なす花を 机上にす 和知 清」「みせばやの 花のおさなき 与謝群 鈴木太郎」「たまのをの 咲いてしみじみ 島暮らし 星野 椿」。(岩蓮華 澄み切る空に 咲きほこる ケイスケ)
紫式部(クマッズラ科)花言葉は、聡明。各地の山野に生える落葉低木。高さ2~3m、樹皮は淡灰色。葉は対生し、長さ6~15cmの長楕円形。6~8月、葉の脇に淡紫色のこまかな花が群がって咲く。果実は径3㎜の球形で、紫色または白色、幽艶な趣きを呈する。「紫式部」の名は、紫色のたたずまいを平安中期の紫式部になぞらえたもの。同類別種の「小紫」も同様の花と実が生えるので、庭などに植えられる。「慈雨来る 紫式部の 花にかな 山内八千代」「紫式部 添木に添わぬ 花あまた 神部 翠」「光悦垣 色あはあはと 花式部 高瀬亭子」「紫式部 呟くやうに 咲き初めし 河野絢子」「夢辿る 紫式部の 花の香に 石地 まゆみ」。(式部花 夕べ迫りて 色なをふかし ケイスケ)
梅鉢草(ユキノシタ科)花言葉は、いじらしい。山地の日当たりのよい湿地に生える。葉は地ぎわから出て、長さ2~4cmの卵形である。7~9月、高さ10~50cmの花茎を次々に伸ばし、葉を一枚と花を一個つける。葉は茎を抱いてつく。花は径約2cm、白色の五弁花で、緑色の脈が入る。花が家紋の梅鉢に似ているので「梅鉢草」の名がある。「膝折つて顏白牛やうめばち草 杉山丘陽」「黒楽の欠けて梅鉢草咲かせ あらきみほ」「風の輪の風の底なる梅鉢草 赤岡淑江」。(梅鉢草 かほそき風に 揺らぐなり ケイスケ)
磯菊(キク科;キク属)花言葉は、清楚な美しさ。海岸の岩場や崖などに群生する20~40cmの多年草。茎は群れてはえ、上部には銀白色の毛がある。葉は密に互生し、斜披針形で厚く、長さ4~8cm、幅1.5~2.5cm、上半部は羽状に浅く裂けるかまたは切れ込みがない。表面に腺点があり裏面には銀白色の毛が蜜生する。頭花は黄色で多数散房状につく。普通舌状花はなく、筒状花だけからできている。栽培菊との交配種もあり、白い舌状花を、ハイイソギクという。属名chrysos(金の)anthemon(花)というギリシャ語起源のラテン語である。花期10~11月。繁殖地、東京、神奈川、千葉。「磯菊が蕾めり安房の舟溜り 阿部筲人」。(賑わいて 小菊磯菊 壺に挿し ケイスケ)
ミセバヤ(ベンケイソウ科)花言葉は、静穏。岩の上に生える多年草で、10月頃、茎の先端に淡紅色の簪のような花が群がり垂れ下がる。古くから観賞用に栽培されてきた。強靭な茎は長さ30cmほどで、紅色を帯びる。3枚ずつ輪生する黄緑色の葉はサボテンのように肉厚である。「みせばやの珠なす花を机上す 和地 清」「みせばやの花のおさなき謝群 鈴木太郎」「たまのをの咲いてしみじみ島暮らし 星野 椿」「月の友みせばやの花吊る軒に 山口青邨」「みせばやに凝る千万の霧雫 富安風生」。 (ぽつねんと みせばやの花 夕日落ち ケイスケ)
ミゾソバ(タデ科)花言葉は、純情。山野、水辺に多いい一年草の花。茎の高さ30~80cm。葉は矛形で互生し、8月頃茎上に分枝し、10個内外の小花を群がり開く。白や淡紅色のものが多い。「町中に溝蕎麦の堰く流れあり 高浜年尾」「みぞそばの水より道にはびこれる 星野立子」「みぞそばのかくす一枚の橋わたる 山口青邨」「みぞそばの信濃の水香なりけり 草間時彦」。( 日暮れとき 溝蕎麦紅く 染まりけり ケイスケ)。花雪 風に随い 部屋中を通る 愁人書窓のもとにあり 一片飛び来れば 一片の寒。 隙間風に負けて 厳寒に対し 玄関と部屋の間に扉を新設する。これにて寒さ対策完了した。施工は、白石。
ダルマキク(キク科;シオン属)花言葉は、打たれ強い。海岸の岩場などに生える25~30cmの多年草。茎の下葉は倒卵形または円形で厚く長さ3~9cm。幅1.5~5.5cmで両面にビロード状の蜜毛が生え、先端はまるく全縁が多少の純鋸歯がある。頭花は青紫色で3.5~4cmある。総苞は半球形。総苞は線形で3列に並ぶ。和名は達磨菊で盆栽状の草姿によれば、葉がダルマに似て見えるという。花期8~11月。分布地は中国、四国、九州地方。同属にシオン、シラヤマギク、ゴマナ、ノコンギク、ハコネギク、カワラノギク、ウラギク、がある。「菊冷える夜更けは珠のわが時間 福永みち子」。(菊日和 一花おりて 瓶にさし ケイスケ)
ヒマラヤマスギ(マツ科)花言葉は、あなたのために生きる。誕生日の花としては、大木過ぎる。花としても見るべきものがない。松ボックリのような実を指しているようだ。今朝は晴天で富士山の白雪の姿で青空と対照的に輝いている。(きびしさは 白雪の富士姿みせ 霜白々と 初冬の朝 ケイスケ)