川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

オバマさんを丸木美術館に呼ぼう

2009-08-06 05:49:17 | 川越・近郊
 ここのところ晴れた日には自転車で上尾の丸山公園や川越公園に行き、森の散歩を楽しんでいます。昨日は川越公園の河川敷の森です。クヌギ林の下草の中にキツネのカミソリの花の群落があちこちにあります。

 キツネノカミソリhttp://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/monocotyledoneae/amarylidaceae/kitsunenokamisori/kitsunenokamisori.htm

 エノキの下で丸薬のような白い固い粒を拾い集めている小学生に出会いました。ぼくは今まで肥料を撒いてあるのかと通り過ぎていました。拾ってみると固くて壊れません。近くに同じような大きさの橙色の粒も落ちています。こちらは何かの種のようです。
 どうするの?と聞いたら「家においておく」とゆっくりした口調で答えました。昼下がりの河川敷の森は明るく危険性はありません。でも、ちょっと気になる風景です。誰と来たの?と聞いたら「お母さん」と返って来たので手を振って別れました。近くに人影はないのですが…。

 気温が上がってくるとぼくは元気になります。森を歩くのも足取りが軽くなります。もっと暑くなれば公園のプールにも行きたくなるかも知れません。65歳から入場が無料になることを先日確かめたばかりです。夏を楽しく乗り切る展望が見えてきました?

 今日は広島に原爆が落とされてから64年目の記念日です。
 
 アメリカの国民の圧倒的多数が原爆投下の正当性を信じている中で、オバマ大統領が「米国は、核兵器国として、そして核兵器を使ったことがある唯一の核兵器国として、行動する道義的責任がある」と世界の人々に向かって演説したことは勇気あることでも、画期的なことでもあります。

 原水爆被害の実態を世界に知らせ、核廃絶の気運を高める絶好の機会がおとずれたのです。
 
 ぼくは川越に住んだおかげで「原爆の図・丸木美術館」を知りました。時々、丸木夫妻の画業の前に立ち、夫妻の思いを想像しながら、我が身を励ましています。本当にありがたいことです。

 ぼくは世界中の人々に丸木美術館を訪ねてもらいたいと思います。原爆地獄の恐ろしさだけが描かれているわけではありません。生きとし生きるものの命への熱い眼差しこそがエッセンスです。

 今秋、オバマ大統領が訪日する予定があるとか。大統領にも丸木夫妻の画業の前に立ってひとときを過ごしてもらったらと思います。情報が届けば行きたいと言ってくれるかもしれません。
 丸木美術館の理事会、坂本・東松山市長、上田・埼玉県知事などはどう考えているのでしょうか。
 福井県の小浜市が市長を先頭に招待活動をすすめているとか。
 私たちの埼玉が世界に誇る丸木夫妻の「遺産」です。県民挙げて招待活動に取り組む値打ちがあると思いますが、どうでしょう。関係者の検討をお願いします。

 原爆の図http://www.aya.or.jp/%7Emarukimsn/top/genindex.htm

北朝鮮の核実験に抗議する市民有志の声明http://blog.goo.ne.jp/keisukelap/e/22980a42c330be66b344cbeb9e290107