川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

憂い 日本と地球が危ない

2013-08-24 12:14:59 | 政治・社会

8月24日(土)曇

この夏は体調不良で意見を書くのが億劫になっています。この国と地球はとんでもない方向に動いているというのに…。

気になっていることを挙げてみます。若い友人たちはどう考えているだろうか。奮起を願います。

A  東電福島第一原発事故の災厄は人類の手で「終息」させられるか?

(日刊ゲンダイの見出し)

近頃は汚染水問題が浮上しているが半ば永遠に続く問題に果たして打つ手はあるのか?東電に解決能力がないことは誰にでもわかる。少なくともこの原発を国有化して国家を挙げて取り組まなければならない。全世界に助けを求めて人類の叡智を結集する以外にない。それでも打開の道を切り拓けるのか?

知識に乏しい僕でさえ憂えているのに、この国の中枢部はノーテンキである。犯罪企業・東電の始末をしないどころか、柏崎・刈羽原発の再稼動さえたくらんでいる。原発輸出の行脚やオリンピック招致に浮かれている。

海洋汚染の実態が露呈するようになれば周辺諸国のみならず、世界中の恨みを買うことになろう。

途方もないカネもかかる。もはや手遅れかもしれない。それでもこの国が取り組まなくてはならない第一課題である。

B 「アメリカとともに戦うぞ!」

周辺に中国・北朝鮮という独裁国家が存在し、脅威となっていることは事実だ。

安倍政権は「集団的自衛権」の政府解釈を変更し、アメリカ軍とともに戦争ができる体制を作ってこれに対抗するという。憲法改正には時間がかかるから、内閣法制局長官を更迭して国民が気づかないうちに静かにやるつもりらしい。

石原慎太郎前都知事は「憲法破棄」を公言していたが、こちらは静かに憲法を抹殺する作戦だ。国会を制し、マスコミの大半も味方につけたから大丈夫と踏んでいるのだろう。

「戦争だけは絶対にしない」という久しく持ち続けてきた国民的合意を一内閣の「解釈」で破棄するのだから今正にクーデターが行われつつあるということになる。

 国民にアメリカとともに戦う決意があるのだろうか。ない!と知っているから上からおっかぶせて無理やりに国民精神の革命をやるつもりだ。

更迭された前長官がいくらなんでもそれは無理と発言したが、さてどういうことになるか。

「戦争だけは絶対にやらない」という思いを持ち続けている国民にとって運命の秋(とき)が訪れようとしている。

東アジアに平和の秩序を回復するために何をしたら良いのか、自分なりの考えを整え、安倍政権に立ち向かっていかなければならない。