5月20日(月)曇
午後2時半、癌研究会有明病院の西尾医師の診断がありました。
「x線検査でみると右肺に転移したガンは一ヶ月前よりはかなり増悪している。腫瘍マーカーも高くなった。54。片肺なのでこのままでは急激に呼吸困難をきたす可能性がないとはいえない。」
来週入院して「アリムタ」という抗がん剤の投与(点滴)を受けることにしました。効果のほどはわかりませんが副作用もさほどではないらしいので。
2週間入院して副作用の様子を観察した後は3週間毎に外来で点滴を受けることになります。
うまくいけばしばらく今まで通りの生活を楽しめる、かな。
手術以来7年余り、「僥倖」といわれる闘病生活をおくることができました。
7月には72歳になります。よく生きてきたものです。
いずれにしても先が長いという年ではありません。心してやりたいことをやって人生を楽しみ尽くしたいものです。
友人たちには心配をかけますがこれがありのままの報告です。
何の力にもなれないのに友人たちの話を聞いたり、人生や社会について議論したりするのが大好きにんげんです。
暇を作って付き合ってくださいね。
これまで通り僕の方からも出かけます。泊りがけなら夜でも大丈夫です。
川越にもおでかけください。数人なら泊りがけも可能です。
一緒に旅ができたら最高です。
先生にはこどもがいっぱいいます。
まだまだ三百年松のように枝先のこどもは先生の存在を必要としています。
次は手ぶらで遊びに行くと思います。
また笑顔で迎えてください。
宜しくお願い致します。
その交流のひと時ですから、劇や映画何ぞとは違います。
語り合い交流しあっていい友を得た喜びを確認しあいながら日々を生き抜いていくのです。
僕の人生はみんなのおかげでますます充実します。
ありがたいことだと思っています。
今しばらくその喜びを享受したいものです。