よく運転しているとわたしは信号で一番前にいることが多い。たまに黄色で交差点に入ってしまって慌てて抜け出したりするのだけど、ほとんど次が赤になるなと思うと無意識に減速している(無意識にって 当たり前のことだけどね)。だからいつも一番前。
わたしはよく言われることだが、運転中はまっすぐしか見ていない。もちろん 交差点ではキョロキョロするけど。真っすぐしか見ていないので 知り合いにあった時に「昨日 あそこで見かけたよ。合図しようかと思ったけど こっち見ていなかったから」ということをときどき言われることがある。そうなのだ。わたしは対向車の運転手の顔など見ていないのだ。
見ていないというか 見ないようにしているといったほうがいいかもしれない。なんとなく気まずい感じがあるのだ。むろん そんなことわたしの気のせいでしかないけど、じろじろ見てしまった・・・という気持ちが出てしまう。まっすぐ まっすぐ 通りを歩いている人とかには気をつけるけど、対向車の運転手がどんな人かなんて気がつかない。通り過ぎれば過去の人・・・じゃないが。そんなわたしでも見覚えのある車のときは 知らず知らず見ているようだ。昔 運転していた車に似ていたり、知り合いと同じ車種だったりするとチラッと目線を送る。まぁほとんど違っているけどね。それでも二度ほど ずいぶん目だつ車が後ろにいるなぁとミラーをのぞいたときに それが知り合いだったってわかったこともある。
車の好みは人それぞれで わたしの場合はずっとわたしの好みは関係ないところで運転してきた。今まで何台か運転してきたが、一番最初は軽トラックだった。坂道発進が超苦手なわたしは軽トラックがとても大変で、サイドブレーキを下げるタイミングにとても手間取った。その後 すぐにゴルフに替えてくれたのだが、それがクラッチを気にしなくてもいいオートマ車だったから助かった。それにしても軽トラックからいきなりゴルフとは・・・当時はオートマよりノーマルを運転する人が多かった時代だ。
で その後からずっとオートマ車。だからノーマルは無理。そんなわたしが運転してきたオートマの中でスバルのレガシーは お世話になったなあ。スキー場まで何度 足を運んだことか。でもそれも一・二年ほどだった。すぐに別の車に取り替えられた。今 運転している車は数えてみると、7台目になる。それも全てわたしの好みとは違う決定だった。だが、最後の車 今の車は街中を運転するにはかなりいい。たぶん今後5年ぐらいは今の車のままだろう。この車で良かったと思ってる。今ではこの相棒が無いと どこへも行けない。
わたしの車は案外わかりやすいようだ。可愛い感じの形とアクセントカラーがあるからだろう。悪いことはできないってことだ(笑)わたしの相棒○○○○○、水害も乗りこえ(笑)てきたからねぇ。大事にしなくちゃね。
さて この間 二車線でさらに右折レーンもある場所でまっすぐのレーンでいつものごとく一番前だった。隣は右折レーン。信号待ちをしているときも目はまっすぐのわたし。少しすると外でクラクションの鳴る音がした。なんだろうと周りを見ると・・・右折レーンの一番前に止まっていた車の助手席の窓が開いた。
なんと かなり長い間会っていなかった知り合いがそこにいた。運転しているのはご主人だった。
「元気だった?」とびっくりしながら声をかけると相手は
「正月 孫ちゃん来ていたでしょ?」と聞いてきた。
ほんの少し 信号が変わるまでの間だったけど、しばらくぶりで見た友人はとても元気そうだった。なかなか連絡をつけることができず、会う機会もあったけどなんとなく集まりには行く気になれず・・・ということで疎遠になっていた人だ。今年は 彼女にも会いに行かなくちゃね。いつまでも部屋に閉じこもっていてはだめだよと わたしのココロの中でつぶやく声がした。
ご主人が
「たまに家に飲みに来いよ」というのを聞いて
「飲まなーい」とわざと笑いながら言って まっすぐを目指して交差点に入った。
運転しながら こんな偶然もあるんだなと思っていた。
もし今日 母のところからいつもより早く帰ってきていなかったら。
もし帰りがけ寄り道をしていなかったら。
もし信号を黄色で入ってしまっていたら。
友人に会うこともなかったろうな。
この車だったから すぐわかったんだろうな。
そんなことが次々と頭に浮かんできた。
暖かくなったら 会いに行こう。積もり積もった話をしに行こう。ご主人は抜きだ(笑)女同士の話をするんだ(笑)
そんな気分で駐車場に着いた。ワイパーを上げながら
〈いとしの相棒よ、お前で良かったよ。これからもよろしくお願いしますよ♪〉
と心の中でつぶやいていた。
わたしはよく言われることだが、運転中はまっすぐしか見ていない。もちろん 交差点ではキョロキョロするけど。真っすぐしか見ていないので 知り合いにあった時に「昨日 あそこで見かけたよ。合図しようかと思ったけど こっち見ていなかったから」ということをときどき言われることがある。そうなのだ。わたしは対向車の運転手の顔など見ていないのだ。
見ていないというか 見ないようにしているといったほうがいいかもしれない。なんとなく気まずい感じがあるのだ。むろん そんなことわたしの気のせいでしかないけど、じろじろ見てしまった・・・という気持ちが出てしまう。まっすぐ まっすぐ 通りを歩いている人とかには気をつけるけど、対向車の運転手がどんな人かなんて気がつかない。通り過ぎれば過去の人・・・じゃないが。そんなわたしでも見覚えのある車のときは 知らず知らず見ているようだ。昔 運転していた車に似ていたり、知り合いと同じ車種だったりするとチラッと目線を送る。まぁほとんど違っているけどね。それでも二度ほど ずいぶん目だつ車が後ろにいるなぁとミラーをのぞいたときに それが知り合いだったってわかったこともある。
車の好みは人それぞれで わたしの場合はずっとわたしの好みは関係ないところで運転してきた。今まで何台か運転してきたが、一番最初は軽トラックだった。坂道発進が超苦手なわたしは軽トラックがとても大変で、サイドブレーキを下げるタイミングにとても手間取った。その後 すぐにゴルフに替えてくれたのだが、それがクラッチを気にしなくてもいいオートマ車だったから助かった。それにしても軽トラックからいきなりゴルフとは・・・当時はオートマよりノーマルを運転する人が多かった時代だ。
で その後からずっとオートマ車。だからノーマルは無理。そんなわたしが運転してきたオートマの中でスバルのレガシーは お世話になったなあ。スキー場まで何度 足を運んだことか。でもそれも一・二年ほどだった。すぐに別の車に取り替えられた。今 運転している車は数えてみると、7台目になる。それも全てわたしの好みとは違う決定だった。だが、最後の車 今の車は街中を運転するにはかなりいい。たぶん今後5年ぐらいは今の車のままだろう。この車で良かったと思ってる。今ではこの相棒が無いと どこへも行けない。
わたしの車は案外わかりやすいようだ。可愛い感じの形とアクセントカラーがあるからだろう。悪いことはできないってことだ(笑)わたしの相棒○○○○○、水害も乗りこえ(笑)てきたからねぇ。大事にしなくちゃね。
さて この間 二車線でさらに右折レーンもある場所でまっすぐのレーンでいつものごとく一番前だった。隣は右折レーン。信号待ちをしているときも目はまっすぐのわたし。少しすると外でクラクションの鳴る音がした。なんだろうと周りを見ると・・・右折レーンの一番前に止まっていた車の助手席の窓が開いた。
なんと かなり長い間会っていなかった知り合いがそこにいた。運転しているのはご主人だった。
「元気だった?」とびっくりしながら声をかけると相手は
「正月 孫ちゃん来ていたでしょ?」と聞いてきた。
ほんの少し 信号が変わるまでの間だったけど、しばらくぶりで見た友人はとても元気そうだった。なかなか連絡をつけることができず、会う機会もあったけどなんとなく集まりには行く気になれず・・・ということで疎遠になっていた人だ。今年は 彼女にも会いに行かなくちゃね。いつまでも部屋に閉じこもっていてはだめだよと わたしのココロの中でつぶやく声がした。
ご主人が
「たまに家に飲みに来いよ」というのを聞いて
「飲まなーい」とわざと笑いながら言って まっすぐを目指して交差点に入った。
運転しながら こんな偶然もあるんだなと思っていた。
もし今日 母のところからいつもより早く帰ってきていなかったら。
もし帰りがけ寄り道をしていなかったら。
もし信号を黄色で入ってしまっていたら。
友人に会うこともなかったろうな。
この車だったから すぐわかったんだろうな。
そんなことが次々と頭に浮かんできた。
暖かくなったら 会いに行こう。積もり積もった話をしに行こう。ご主人は抜きだ(笑)女同士の話をするんだ(笑)
そんな気分で駐車場に着いた。ワイパーを上げながら
〈いとしの相棒よ、お前で良かったよ。これからもよろしくお願いしますよ♪〉
と心の中でつぶやいていた。