心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
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変わったもんだねぇ

2015年01月26日 | 母のこと
昨日 母のところに行ったら、コタツの上に新聞のチラシが置いてありました。いつもは見終わったものは処分している母ですが。
そのうちの一枚を指差して 読んでごらんと言うので、どれどれ・・・と。
雪の片付けしますというような内容でした。別にどうってことない内容だと思ったのですが、母が指差すその文面には雪の片付け以外の仕事についても書いていて
「~ カラオケのお相手 お話のお相手・・・」
という言葉が並んでいました。
わたしは なんということなしに読んでしまったのですが、よくよく読み返すと母が疑問に思ったことがわかる気がしました。
母が
「今は こういうことも仕事になるんだねぇ。都会ではなんか色々役割をするって職業があるって見たことあったけど。こんな田舎でもあるんだねぇ・・・」
とほんとに驚いたように話しました。
「もしかすると 田舎だからお年寄りが多くなって しかも一人暮らしの人が多くなって必要になっているのかもしれないよ。」
というと、でも ほんとにこういう相手がほしいと電話する人いるのかねぇと首をかしげているのでした。
わたしも 実際にこういうお願いで連絡する方がいるのかどうか はなはだ疑問ではありましたが、インパクトを与えるための文面なのかなとも思いました。なんじゃこりゃ?!と思った方も多いのではないかと。
でも 考えてみれば 子供たちがすでに大きくなり都会へ出ていき、相方もいなくなったりした人にとって 何か暮らしに楽しみがほしいと思うこともあるでしょうね。それが話相手がほしいことだったりするのは 当たり前のことでしょう。行動力のある方は地域のサークルや行事に参加したりして外に出て行くことが楽しみになることもあるでしょうけど、母のように体が不自由だったりすると 家の中の生活が自分の世界になってしまいます。
母の場合は わたしがいるので話相手に困るということはないのですが、わたしのような人が周りにいない方はどうでしょう。
そう考えると このチラシの文面もあながち違っていないのかも・・・って思えてきます。

でも 母はさらに別のことを考えていたようです。
「知らない人に相手になってもらって 何か事件になったりしないかねぇ・・・」
ははぁ~ん。
刑事物ドラマとかよく見ている母は どちらかというと事件に物事を持っていこうとする傾向が。
「何言ってるの。こうしてチラシも入れているし 事件が起きたら真っ先に疑われるでしょ。」
「いや 内緒で相手を頼むってこともある・・・」
「はぁ?」

もうすでに母の頭は二時間ドラマの筋書きが出来てきているようです(笑)