1965年の東京 [60fps HD]
1960年代の日本 / Tokyo, Japan in 1965
私が4~5才の頃の東京。
空がすげーでしょ。
こんなもん。
東京は工業スモッグの街だ
った。
特に京浜工業地帯がひどか
った。
1965年。まだ環境庁は存在
しない。
公害は垂れ流しだった。
薬害も野放図。
多くの国民が苦しんでいた。
戦後日本の虚構の繁栄はそう
して作られた。
そもそもが、隣りの国を分断
する戦争により特需で儲けて
繁栄のきっかけを作った国だ。
アメリカのポチとして。
ホンダMT125(1978年式)
MT125は本当によくできた
競技専用オートバイだった。
後年のホンダ特有の癖のある
「悪い」ハンドリングという
のは一切無し。
乗り味はその後の公道市販車
のヤマハRZ250にとても似て
いた。
レーサーなので、バッテリー
などはありません(笑
エンジンの爆発によるロータ
ー回転で電気を生む。スパー
クもそれで得る。
その後、YPVS機能があるレー
サーのヤマハTZ250のニッカド
バッテリー見ておどれーたも
ん。
ウィウィーンとエンジン停止
状態で動かして、何だこれ?
と(笑
2ストレーサーはバッテリー
レスしか知らなかったから。
バッテリーというシロモノも
ねぇ。
10円玉位で四輪車も始動でき
て灯火類も問題ないような物
が発明されるといいんだけど
ね。
ただ、模型ジャンル等ではニ
ッカドではなくリポやリフェ
が開発されて普及してきたの
は極めて大きい。図体は小さ
いが、功績が大きい。
それはカドニウムによる環境
問題が云々ではなく、大きさ
が小さいというだけで功績が
大きい。
目指せ10円玉台、てなところ
なのだが、人類はまだまだそ
こには到達できていない。
ドラマ『陸王』(2017)では陸王
を作っている足袋屋のこはぜ屋
の社長を米国シェアナンバーワ
ンの総合スポーツ用品大企業の
フェリックスの社長が接待で
アウトドアで釣りをする。本栖
湖の有名なキャンプ場だ。
こはぜ屋の社長は買収を持ちか
けられているフェリックスの
製品を上から下まで着て初めて
ルアーでマス釣りをする。
ヒット。
初めてニジマスを釣ったと
大喜びだ。
だが、かなり小さい。
リリースサイズちょい上。
湖で育った自然魚ではなく、
成魚放流の遊漁用のレインボ
ーだろう。
ポンドやレイクでよく育った
ニジは釣り上げると50センチ
オーバーというのがザラだ。
20~25あたりが釣り堀では
多いが。育てたニジは専用管
理ポンドであっても50オーバ
ーはざらにいる。
そして管理ポンドのニジは実
はかなりスレていてなかなか
釣れない。リリースの繰り返
しで警戒心がかなり強くなっ
ているからだ。
だが、それでも横の人が全く
ヒットしないのに爆釣成果を
得る事は可能だ。やり方次第
で。それがフライフィッシン
グの深さだ。メソッド次第で
釣果は全く異なる。実践河川
でも「竿抜け」を狙えばいく
らでもアマゴやヤマメは釣れ
る。
ニジマスの場合、フライのタ
ックルは#4-5で50センチオー
バーをランディングできる。
#4-5ならば楽にフルラインキ
ャストができる。
これができないと大型ポンド
やレイクでは勝負にならない。
昔あるプロ?のレッスン会に
ニジマスが釣れるキャンプ場
ポンドの付き合いの関係から
いきがかり上参加したが、そ
のプロ?は「#4-5番でフルラ
イン出せるとかは絶対に嘘で
すから」とか初心者たちに言
っていた。
私も私に手ほどきした師匠も
コーチも#4-5ロッドでフルラ
インなどは楽勝で出せる。
私も師匠たちと同じく、ライ
ンだけでなくバックラインま
でチーッとシュートで出せる。
素人さんに嘘を説くのはどの
ジャンルでも良くない。
初めてマスを釣った喜び。
役所広司さん、好演。
食べる為だろうが、それでも
初めて釣り上げた人の喜びを
役所広司は好演していた。
ニジマスは外来種なので、
特定管理区域以外での自然
放流棲息は法規違反になる。
ただ、漁協が管理している
ならばその限りではない。
広島県内には特定管理河川
内にニジマスが遊漁として
放流されていて、そこでの
ニジは半天然化=自然生育
しているので、とんでもな
く元気が良い。
渓相はまるでニュージーラン
ドの渓流そのもので、狭いな
がらもどでかいのがいる。
一度ヒットしてからランディ
ングまで15分位かかった元気
マスを釣った事がある。
フッキングを外そうと空中
に30センチ以上飛び上がっ
て首を振りながら1メートル
以上横に飛び抜ける。
かなりのファイトだった。
管理河川であるのでキャッチ
後はリリース。
あれは記憶に残るファイトだ
った。
仕事を早めに上がってかっ飛
んで100kmを走り、河川終了
30分前に入渓して1尾だけを
釣り上げた。
時間がないので、長距離遡上
ではなく、狙いすましてポイ
ントを探してシュートした。
数投目でヒットした。
最初、アタリが来てヒットさ
せたが、その後水中をかなり
走り、ドラグを逃がして疲れ
させるために泳がせたが、あ
る時から一切反応無しになっ
た。
しまった、バレて岩がかりし
たか、とフライの場所まで
川の中を腰まで浸かって慎
重に進行した。鉤を外す為。
するとその瞬間、いきなり
ジャンプをしてフックを外
そうともがき始めた。
ラインのテンションは保っ
たままだったので鉤は外れ
ていない。
私が使うフライフックは管
理ポンドだけでなく実践河
川でもバーブレスだ。ヘラ
ブナ鉤のように返しの無い
タイプ。魚を傷つかせない
為だが、ランディングは極
めて難しいものになる。
だが、それでバラさないよ
うに釣り上げるのが勝負だ。
レインボートラウトの釣り
味はヤマメやアマゴ、イワ
ナとはまるで異なる。
レインボートラウトはファ
イターだ。私は敬意を持つ。
フライロッドを握ったなら
ば真っ向勝負を挑みたい。
マス釣り勝負は面白い。
本栖湖の有名なキャンプ場
だ。ゆるキャン△登場だけ
でなく大人気のキャンプ場。
ドローンを使って撮影して
いる。
ドラマ内では総合アウトドア・
スポーツ用品メーカーのフェ
リックスという架空のメーカー
の製品でデイキャンプをして
いる。
大企業の社長の招待。
キャンプ場貸し切りだろう。
通常のデイキャンではなく、
シェフ付きのグランピング
のようなデイキャンプだ。
本作品のこの本栖湖でのデイ
キャンプのシーンは、物語の
中で非常に重要な場面となる。
足袋型マラソンシューズの陸
王の行方が決まりかねない会
談だからだ。
ゴルフに誘うとかのありきた
りでない設定がなかなか良い。
キャンプしてニジマスを釣る、
というのは、世間一般では結
構レアだからだ。
『下町ロケット』に続く池井戸
潤原作の熱きドラマ。
主人公を演じた竹内涼真は『過
保護のカホコ』に続く別TV局で
の主演だ。
実際に竹内涼真は、自分自身も
立正大サッカー部のアスリート
選手だったのに怪我で苦悩した
リアルな自分と主人公の役が被
ると実感した面も多かったので
はなかろうか。熱演である。
劇中での走り方は本物のスポー
ツマンであっただろう素晴らし
い走り方をしている。足の着地
点が同じ位置という猫足運びの
陸上選手の走り方を見事に再現
している。
これは俳優本人が本物のスポー
ツマンでないとできない。
ドラマは例によって他社企業の
様々な嫌がらせも多く登場する。
これは実にリアルだ。
そして、埼玉中央銀行の支店長
らの銀行屋がまるで街金と同じ
ような体質だが、これまた極め
てリアル。銀行マンの人間性が
実に現実的な面で描かれてもい
る。銀行屋、株屋の人間たちの
人間性も忠実に描いている。
そして、銀行員の中にも骨の
ある本当の意味での銀行員、
目先の銭金勘定だけを追わな
い銀行員も存在する(のか?)
というのも描いてはいる。
が、物語の中では、銀行では
自分の思う本当の融資はでき
ないとして銀行を辞めて投資
会社に転職する。
ただ、現実世界では、金融屋
は金融屋であり、人の金を運
用して転がして資産を得る。
そして、儲けにならなければ
容赦なく中小零細企業は切る。
中小零細企業に対しリストラ
案を推したりするのも銀行屋
だ。
だが、人から預かった金を転
がして間抜けな投資をして銀
行自身が倒産する事もあると
は、1990年代初期あたりまで
は銀行屋も思ってもみなかっ
た事だろう。
所詮は企業コンサルタントと
同じで、他人の褌で相撲を取
る構造にあるのが金融機関だ。
否、金融資本の論理と構造。
金融資本が支配する社会構造
は人間疎外を核とする。
歪んだ非人間性を正義や常識
とする。
金融資本は利益は愛しても人
間を愛する事は存在しない。
そうした人間模様を克明に本
作品は描いている。
スポーツの世界でも実に汚い
連中の暗躍がある事を含めて。
あらゆる表現方法においても、
行田市の行政はじめ地場企業
やスポーツ用品業界トップの
国内企業までもが協賛協力し
た熱の入ったドラマ作りをし
ている。
良作。
ただ、作品の物語の流れと演
出技法は、限りなく『下町ロ
ケット』に近い。
ドラマ『陸王』。
熱く、良い作品だ。