渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

象牙

2022年07月10日 | open
 

半世紀以上前の四ツ球キューを
1000円で入手したら、先角が
象牙だった。
(ビッグホーンの可能性も高い)
 
タップを着けた。
先角は象牙の目が見えないので
脂の黄ばみかと思っていたら、
象牙の芯持ちでパティーナ
だった。
もろ、これぞパティーナという
よう
な飴色変化だった。
新品の時は真っ白だった事だろ
う。
だが、もしかするとビッグ
ホーンの角である可能性も
ある。製造元は70年程前の
ブランズウィックだからだ。


どす黒い濃い黄土色に曇り汚れて
いた金具もケミカルで磨いてみた。


撞き音は今一つ。
キンキン音がするかと予測してい
たら、乾いた竹のような音だった。
重量が17オンス弱なので、プール
用に改造コンバージョンベースに
は重量増しをしないとならない。
ボーリングしてウエイトボルトを
仕込むようにしてホワイト樹脂
エンドキャップ
も装着する方向で。
ローズウッドの本ハギ四剣、ノー
ラップ。
改造するならば、いわゆるプール
キューでスニーキーピートと呼ば
れているキュー風に仕上げるのも
一興かと思う。
所有者の名前が書かれたテープが
エンドに貼られていた。
四ツ球ビリヤード場の置きキュー
にされていた個体だろう。
良い材質であるシャフトはAテー
パーに近い
シャフトもバットも、驚きの
曲が
り一切無し。
昔のキューは本当に作りがしっか
りしている。
そして、不思議な事にトビズレが
少なく、押し引きもよく利く。
良いキューだ。
何だろう、これは。
70年位前のキューですよ。
昔物、素晴らしい。


この記事についてブログを書く
« 本物の玉屋 | トップ | 映画『さかなのこ』 »