私のAR-15系(一部)。
一番古くから現在まで使っている
のは、1990年代にまだアルミフ
レームが世の中に少ない時代に
改造メカボ搭載を手掛けた電動
XM177E2だ。
使用したメタルフレームのブル
ーイングの表面処理は私自身が
行なった。原本は白いアルミ色
である。
中身はカリンカリンのチューン
のマルイメカボを搭載している。
トータルバランスチューニング
を施した。
実銃ぽさは出せていると思う。
1990年代にこのようなメタル
フレームモデルはほぼ世の中
に無かった。メーカー純正は0。
実銃と同じAR-15とランパント
コルトの刻印がある。リアル。
今後は、5.56mm系の小銃とし
ては、内部チューニングバラン
スが適切なこの個体を投入して
行こうかと考えている。
7年前に数十人での大ジャンケ
ン大会で最後まで不敗で優勝
し、もらった豪華景品の銃だ。
光学サイトのサイドマウントは
私のオリジナル様式。
銃本体は準トレポン(トレーニン
グウェポン)モデルだ。
全てのパーツがフルメタル。
ただし、ゲームではサイトは
照準として視認に使用する事
はあっても、照準を見ながら
射撃する事はない。
散弾銃と同じく、バレルの延
長線上に標的を捉えて射撃す
るのが私のゲームスタイルだ。
実銃小銃の扱い方とは異なる。
でないと機動性の高いゲーム
プレーはできない。
サイトから狙っているようで
実はエイミングはバレル方向
合わせでやっている。
銃は海外製のXM177E2。
私が1980年代初期から実行し
ているこの射撃法とゲーム会
主宰の射撃法が実は同じだった。
雑談の中で確認した。
そんな話をしていたら、オフ
タイムに腕比べの的中て(プ
リンキング)対決をしてみよ
うと誘われてやってみた。
サイトは一切使わない。
10m以内の近距離で、サイト
を使用せずに構えて、着弾補
正と感覚のみでかなり細いポ
ールを射つ。
何発で命中するかを競った。
弾道補正といっても、逆光の
時間帯なのでほぼ弾丸軌道は
明確には見えない。
最初は私は5発目で命中。
主宰は3発目。何度かやっても
3発目には命中させる。
そのうち私も勘所を取り戻し、
1発で命中させる回も出て来た。
次にやったのは、BB弾を河川
敷舗装法面に何発か置いて、
それに命中させる試し遊び。
これは結構難しかったが、主
宰は5発以内には完全に命中
させていた。
私も3発目には命中させる事も
できるようになってきた。
こういう「遊び」は面白い。
単純に腕試しのゲームだ。
繰り返すが、一切アイアンサ
イトも光学サイトも使用しな
い。
腕はほぼ互角だが、主宰の
ほうが私よりもやや上だった。
標的に中てる狙撃力は彼の
ほうが少し上。
段違いの差ではないので競技
が成立する面白さを久しぶり
に味わった。
「一つお手合わせを」という
感じで面白かった。
構えて撃つという事のみでや
る。すべては勘所。
これはアタッカーやインター
セプターたちの必須の技術で
あるゲームプレー様式だ。
サイトを使って狙って撃つの
は、初心者か超上級者の遠距
離スナイパーのみだ。
有効射程40m程の近い距離で
のサバイバルゲームの機敏な
動きの中ではサイト狙いでの
射撃をするようなゆったりと
した余裕は無い。バスケット
やサッカーやアイスホッケー
のような動きがサバゲだからだ。
レディ状態で潜伏進行し、構え
ると同時に射撃を行なう。それ
がサバゲ。
ただ、そこに高度なゲーム展開
になるとユニット攻撃とユニッ
トディフェンス(ゾーンとマン
ツーマン)が入って来る。
このユニットプレーこそが個人
競技ではないチームプレーとし
てのサバゲの面白さであり、醍
醐味でもあり、それがないただ
のバラバラ個人技だけではサバ
ゲの本来の楽しさや面白さから
は半減以上に楽しみが減衰する。
そして、それらは実につまらな
い薄い中身のゲームとなる。
中身の質が小学生の銀玉乱射合
戦と何ら変わらぬレベルとなる
からだ。初心者のうちはそれで
も面白く感じても、人間は進化
する生き物なので、高度な作戦
や技法のぶつかり合いが無いと
楽しさは得られなくなる。
やはり、スポーツそのものと
までは行かなくとも、スポーツ
性や対戦競技性を持たせるため
には、作戦の存在やチームとし
ての意思一致は絶対に必要だ。
進行中はレディポジションで足
もとがすくわれないように注意
してフィールド内を素早く移動
する。
構えると同時に射撃。
実際のサバゲでは、チームに
よるブリーフィングと作戦と
戦術の立案、参加者の意思一
致が勝敗に大きく影響する。
戦技は個別の個人技量を大い
に発揮させる。それの連携と
連係。集団競技の原則だ。
また、こうした作戦の存在の
有無はゲーム全体の質の内実
に大きくかかわってくる。
どうせやるなら、中身の濃い
楽しいゲームをやったほうが
面白い。
まあ、ビリヤードにも和弓に
もサイトなどはないのに人間
の力で的中させる事ができる
し、そのような事を人間はで
きる。
SAAのファーストドロウにして
も、腰だめの射撃にしても、
いちいちサイトなどは使って
はいない。
人間力を磨く事で、そうした
事はできるのだ。
そもそも日本刀での的確な斬
撃などではサイトなんてない
しぃ~(笑
この射的遊びは先輩である主宰
が私に持ちかけた腕試しだった
が、かな~り面白かった。
ある意味、当日のサバゲのゲー
ムよりもずっと面白かった。
あくまでも上級者同士のオフ
タイムでの余興だけどね。
第一、プリンキング(簡易射的)
そのものが面白いものだから。
まるで野球の投球ゲームの
ストラックアウトみたいな
もんで。