渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

縄文人たちの建築技術力

2024年08月01日 | open



これさぁ。
これは復元建築物だけど、
原本が建築されたのは縄文
時代だよ。
縄文時代の前期中頃から中
期末葉(約5900-4200年前
の時代の集落。
もうね、鉄器など無い時代。
どうやって作ったのかと思
うけど、昔の人たちって凄
いよなぁ。
鉄器どころか文字さえない
時代だよ。着ている物は麻
の布袋みたいなのを被って
いるだけの時代。

日本の縄文土器は現在世界
最古の人類の土器となって
いるけど、それもまた驚愕。
今の日本に繋がる古代の列
島の人たちというのは何と
いう高度な文明を持ってい
たのかと感嘆する。
その文明人の血が脈々と数
千年も続いて今の私たちが
いるのだから、日本の技術、
モノヅクリの才というのは
遥か6000年近くの昔から
連綿と続く血があったとい
うことなのだろう。
6000年?
どっしぇ~だわ。
と驚いてはいけない。
日本の縄文時代は1万5000年
前あたりからだ。
その頃すでに縄文文明があっ
たという事。
そして、縄文遺跡は日本列島
各地に分布しているが、極端
に少ないのが中国四国地区で、
逆に極端に多いのが現在の東
京を中心とする関東エリアと
九州の北部と南東部。


縄文時代は世界史の中でも
「縄文文明」と呼べるほど
の文明だったようにも思え
る。
やがて原初日本人は大陸南
方から移住してきた人たち
と混血を繰り返して現代に
いたるが、実は弥生人たち
が大量に移住してきてから
はかなりの間、縄文人と弥
生人は混血せずに住み分け
していたとの研究結果が最
近では主流になりつつある。
ある特定時期から一気に混
血が進んだ模様。
面白いね。
ただ、昔も今も共通している
のは、原初稲作は縄文時代に
既に存在したが、ある特定の
時期から貧富の差というそれ
まで存在しなかった社会構造
が発生して列島内部で初めて
殺し合いの戦争が始まったと
している説。
結局、戦争による殺し合いは、
富める者と貧しい者が存在す
る社会構造によって引き起こ
されている。
これは古代も現代も。
学習能力ないよなぁ、人類て。
貧富の差が無くなる社会構造
を築けばいいのにさ。ニセモ
ノでなない、本当の意味での
世界人類みな兄弟、というよ
うなものを。

地球には国境などなく、地球
が一つのクニである、という
ようなものを作らないと、地
球上の戦
争は未来永劫消滅し
ない。

戦争の一番よくないとこは、
死にたくないと思っている
人たちを殺す事だよ。
人には人を殺す権利などは
与えられていないのに。




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