僕と師匠の写真をいつも撮ってくれるエージさん。
ご自身はグランド・ファンク・マニアックという世界一マニアックなサイトを運営されつつ、グランド・ファンクの完全コピーの為に、ギターや歌のみならず、キーボードまで弾いてしまうという(しかも、グランド・ファンク以外は一切弾かない(いや、弾かないんじゃなくて、弾けないんです・・・とはご本人談(笑))、という)超マニアックな素敵なお方。写真右の方ね。
厚見さんの信頼も厚く、時には「・・・今日のオルガン、もう少し歪みがあってもいいですね」などと、アドバイザーもしてしまうという。勿論ご本人は「厚見さんは、本当に凄いですよ」・・・と、僕とまったく同じこと言い(笑)、僕なんか以上に、とっても謙虚に、いつも厚見さんの片腕として色々と動かれている方です。
そんなエージさんが、まもなく、もう今週末に開催されます2010年GWのスペシャルライブ「ゴールデン・トリビュート・メイニアックスの奇蹟」の、最初で最後の合同RHを終えてのレビューをご自身のサイトのBBSに寄稿されました。
これを、こちらでも丸々転載。しかしエージさんの文章って、独特なリズムがあって、いつも面白くって、僕も大好きなんです。
ではでは、早速どぞー。
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“ゴールデン・トリビュート・メイニアックスの奇蹟”
投稿者:エージ・ファーナー 投稿日:2010年 4月28日(水)07時46分28秒
いよいよ“怒涛の3日間”、「ゴールデン・メイニアックスの奇蹟」が近づいてまいりました。
で。ボク自身が楽しみで楽しみで、全ての演目のリハーサルを見学させて頂いたら。。。あまりにも濃すぎ&凄すぎの全容を目撃してしまい、これは当サイトで掲示したフライヤーはアッサリしすぎてたぞ!と。(笑)
で。で。
ライヴ前にネタばらししないのがフツーなんですが、メイニアックの祭典ですからね。こりゃリークせねばっ!と。(笑)
ライヴが終わってから当サイトのレポート読んで、「ええ~、行けばよかった~」って事の無いように、世界中のハードロック・マニアに、トテツモナイ全容の一端をお知らせしなければならぬ。と。
で。
もちろん全ては書ききれませんし、そこまで野暮でもないし(笑)、とはいえ、あまりにも盛りだくさんなので、メッセージをカテゴリー別に分けました。
以下、興味のあるカテゴリーだけ、読んでもらえばOKです。
●ヴィンテージ・キーボードに興味のある皆様へ。
今回の機材の量は。。。コチラの川村ケンさんのブログに掲載された衝撃の写真をご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/kenbow_001/e/d475e20eacc215014bf6487900a88ed2
キーボードがざっと20台。(妄想してください)
ざっと説明すると、ハモンド2台、メロトロンなんと2台、ミニモーグ3台、ウィリッツァー、クラビネット、タウラス。。。。カキキレン。。。(爆)
昨年2月の「サンフォニックスの奇蹟」 http://home.g09.itscom.net/gfr1212/Photo/sunphonix_09224black.html 、12月の「アックスの奇蹟」 http://homepage3.nifty.com/stvb/2009ax.html で、厚見さんのキーボードの凄まじい量を目撃された方は、このざっとした説明でも十分に気付かれたでしょう。
そうです。今回は、厚見さんと川村ケンさんのツインキーボードですから、いつもの2倍!なのです。
厚見さんが3方向をキーボードに囲まれる巨大セットならば、負けじと川村さんもナント4方向で武装するという気合の入れ方です。
●ヴィンテージ・アンプに興味のある皆様へ。
世界的にも類稀なる重度症状なのは、このお2人だけではありません。
アンプヘッドがざっと15台。「我がマーシャルこそ最高のコンディションぢゃ!」と自負されるギタリスト&ベーシスト諸兄(重症)の持ち込むヴィンテージヘッドだけで、7~8台!(だっけな?)
中にはジョンロードと同じ特別仕様のヘッドとか、元・ポールレイモンド氏所有のスタックとか、もう演奏する曲目まで分かってしまうような、ここでしか見れない(聴けない)マニアックなマーシャルもあるのです。
もちろん怒号の重低音を炸裂させるヴィンテージ SUNN や、恐らく世界中でここでしか見れない(聴けない)WESTのアンプも火を噴きます。(ホントに火を噴くアンプも出そう。。。)
●ヴィンテージ・ドラムにしか興味のない皆様へ。(笑)
この日のために、厚見さんが先月購入されたヴィンテージ・ラディック、その名も“イアンペイス・モデル”が初披露となります。
●エフェクターにしか興味のない皆様へ。
残念ながら。ギタリスト諸兄は皆、アンプ直です。
彼らは鬼のように太っといウン万円もする電源ケーブルやスピーカーケーブル、巨大な工業用の安定化電源などを持ち込み極上サウンドを放出しますが、足元はスッキリ。(笑)
しかも、それらの超マニアック機材は残念ながらアンプの裏です。(笑)
で・す・が。
ジョンロードと同じマエストロのリングモジュレーター(恐らく現役コンディションは日本にはこれ一台)とか、ジミーペイジと同じソニックウェイヴ社のテルミンとか、ウルトラえぐいサウンドの超レア・エフェクターが披露されます。
誰もが知っている、あの曲の、あの音。(セットリストがバレるか)
●ギターとギタリストにしか興味のない皆様へ。
これはもう、全く説明の必要がないくらい。(笑) 全員が重症です。
あの名盤アルバムを、まるまる完璧に再現する演目もあれば、あの長~い長~い曲を完コピする演目もあれば、まるであのギタリストが乗り移ったかのようなプレイを披露される演目もあれば。。。カキキレン!
●厚見玲衣さんファンの皆様へ。
川村ケンさんのブログ機材写真を見て、気付かれた方も居ると思いますが。。。。これだけの膨大な量の機材。。。ステージ上に乗りきらないんです!
で。キーボードは、ナント客席の中にセットします!!!!
つ・ま・り。お客さんの目の前というか、客席で爆音キーボードプレイが炸裂するのです!
レスリースピーカーでグルグルかき混ぜられた空気があなた肺に入ってきます。
そして厚見さんの手がハモンドオルガンの鍵盤をこする“生音”やメロトロンのテープを巻き上げるモーターの動作音までもが聞こえてしまうのです!(爆音で聞こえないかな?)
それらの楽器を扱う音や空気感は、音声信号ではないのでPAスピーカーから出力されない、まさに“生音”なのです。
PAを通した音ではなく、ほんとうの“演奏している楽器の音”が、目の前の厚見さんの演奏によって体感できるのです。
し・か・も。ナント。今回、機材の撮影はOKです!
巨大なキーボード郡のド迫力を、目と耳と全ての五感で堪能してください。
(注)撮影に関してはマナーを守ってくださいね。
川村さんのブログに詳しく載っていますので、
カメラ持参の方は必ず読んでください。
http://blog.goo.ne.jp/kenbow_001/e/2e4c2920db863b94b97052a11a564a82
あと、言うまでもなく楽器には絶対に触れないでください!
御本人~ケーブルに至るまで、絶っ対に触れてはなりませぬっ。
●川村ケンさんファンの皆様へ。
触れてはなりません。抱きつくのもNGです。
トイウカ。厚見さんファンへのメッセージに書いた事と同じ事があなたの身にも起こります。
なぜなら、ナント川村さんの機材もステージに乗せきれず、客席にセットするからです!
川村さんの吐いた息が、あなたの肺に入ります。(アレ?)
川村さんの美しい指ががピアノの鍵盤をどれほど強烈に叩くのか、その打音を直に聞いて衝撃を受けてください。
そして、ついに実現した厚見さんと川村さんのツイン・キーボード共演に万感の想いを馳せて酔いしれてください。スゴイから。
もちろん。川村さんの機材も撮影OKです。(マナーは守ってね)
川村さん情報は川村さんのブログ(毎日更新)にも詳しく載ってますので要チェックです。
http://blog.goo.ne.jp/kenbow_001/
●ロジャー高橋さんファンの皆様へ。
凄いですよ~。懐の深さ、スタミナ、テクニック、全てが凄い。
ドラムセットは残念ながらステージの上です。(あ、それが普通か。)
今回は厚見さん自慢のヴィンテージ・ラディック・セットを叩きまくります。
ボクたちが子供の頃に熱狂した“記憶の音”がそこにあります。
ロジャーさんの日記にもリハーサルの様子が詳しく載っています。
http://www.k5.dion.ne.jp/~roger/
●出演されるギタリスト諸兄のファンの皆様、
●UFOトリビュートバンド“宇宙征服”ファンの皆様、
●そして、このオタクサイト・ファンの皆様、(笑)
これほどの凄まじいハードロック“道楽”は、これが最初で最後となることでしょう。
黄金期と呼ばれるアノ時代のハードロックが、これほどのスケールで今の時代に再現されることになるとは!
これを読んでくださっているハードロック好きな皆さん全員に、是非一緒に体験してもらいたいです!
そして、この凄まじいマニアックぶりの輪の中にグランドファンクで参加させて頂けて、ほんとうに興奮しています。
皆さん、GWは火山灰で飛ばないかもしれない飛行機や、大渋滞の1000円高速道路で出かけるのは止めちゃって、
「サンフォニックスで会いましょう!」
チケットはコチラ。
↓
http://l-tike.com/d1/AA02G01F1.do?DBNID=1&ALCD=1&LCD=76392
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いやあ、マニアックな文章ですねー。
って、
・・・うーん、僕はこういう扱いなのか(笑)。
と思っていたら、
エージさんからご連絡を頂きまして「川村さんは、唯一の40代前半なので。」ということでした。
・・・わかったような、わからないような(笑)。
厚見さんから、「川村くん、来年のGWは何してるの?空いてる?じゃあさ」と、このライブのお話を頂いたのは昨年暮れのことでした。ハアハア言いながら緑ちゃんを書いている途中で(本当に終わらないかと思っていたのですよ(笑))、「おお、こんな楽しいことがあるのか!よし、頑張ろう」と、とても励みなったのを覚えています。
でもとにかく、本当に一生に二度とは見れないライブになることは間違いないでしょう(いや、どんなライブでもそうなんですが、特にこの機材とこの出演者が一同に揃って、三日間も、なんてのは、本当に無いでしょう)。
楽しみです。お楽しみに。もう本当に、お見逃し、なくです。
ではー。