
「今日は 二度ない 一番よい日。」
二度とない、ということが、どういうことか。
僕たちは、たぶんきっと、本当の部分では、こんなこと、
なかなか実感できないまま、日々を過ごし、歳を重ねているように思います(できてる方もいるのでしょうけれども)。
そして、それなりの年齢になれば「ははあ、思ってみれば確かに」、とは頭のどこかで、うっすら思ったり、理解できたように思うものの、
それでも、今日はまだあり、地続きに時間は流れ、目が覚めれば何がしか明日の予定もあって、
それは、すくなくとも今、自分が生きている限り、ずっと実行されてきたことであって、
死なない限りは、生きている限りは、「やあ、今日が最後だったか」とは分らない、という、一つのパラドックスの様なものでもあり。
その瞬間に何を思うかは別として、
でも、こうして生きていることは、とってもとっても、特別なことだと思うのですよ。
僕も、あなたも、みーんな。
そして、同じ時代に生きているという、縁。
100年後には、今、まわりに居る人は、誰もいないんですから。
地球上の人類は、入れ替わっちゃうんですよね。
今時100歳のお年寄りも珍しくありませんから、この先の医療の進歩などを考えて、100年ではなくなってしまうかもしれませんが、といって、150年、ってこともないでしょう。
ともあれ、永遠ではないわけです。
遅かれ早かれ、僕たちはお互いに見送り、色んなかたちで新しい命を迎え、順繰りに、この世の中を生きている。
今日の夕方、立川談志師匠の特別番組を見まして、またもや涙が。
「芝浜」、良かったな・・・。
もう、二度と聞けないのですよね。
今日は二度となく、
明日があることは、決して当たり前ではないということ。
なんだか、感じることが多くなりました。
・・・ト、
トシかな
(笑)。
寒くなってまいりました。
皆様、どうか、温かくしてお元気でお過ごし下さいね

。
ではー。