ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




「今日は 二度ない 一番よい日。」

 

二度とない、ということが、どういうことか。

僕たちは、たぶんきっと、本当の部分では、こんなこと、

なかなか実感できないまま、日々を過ごし、歳を重ねているように思います(できてる方もいるのでしょうけれども)。

 

そして、それなりの年齢になれば「ははあ、思ってみれば確かに」、とは頭のどこかで、うっすら思ったり、理解できたように思うものの、

それでも、今日はまだあり、地続きに時間は流れ、目が覚めれば何がしか明日の予定もあって、

それは、すくなくとも今、自分が生きている限り、ずっと実行されてきたことであって、

死なない限りは、生きている限りは、「やあ、今日が最後だったか」とは分らない、という、一つのパラドックスの様なものでもあり。

その瞬間に何を思うかは別として、

でも、こうして生きていることは、とってもとっても、特別なことだと思うのですよ。

僕も、あなたも、みーんな。

 

そして、同じ時代に生きているという、縁。

100年後には、今、まわりに居る人は、誰もいないんですから。

地球上の人類は、入れ替わっちゃうんですよね。

今時100歳のお年寄りも珍しくありませんから、この先の医療の進歩などを考えて、100年ではなくなってしまうかもしれませんが、といって、150年、ってこともないでしょう。

ともあれ、永遠ではないわけです。

遅かれ早かれ、僕たちはお互いに見送り、色んなかたちで新しい命を迎え、順繰りに、この世の中を生きている。

 

今日の夕方、立川談志師匠の特別番組を見まして、またもや涙が。

「芝浜」、良かったな・・・。

もう、二度と聞けないのですよね。

 

 

今日は二度となく、

明日があることは、決して当たり前ではないということ。

 

なんだか、感じることが多くなりました。

 

・・・ト、

 

トシかな(笑)。

 

寒くなってまいりました。

皆様、どうか、温かくしてお元気でお過ごし下さいね

 

ではー。



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