ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




今日は大学の、定期の個人面談デーでございました。

僕は、3年生の学年主任のような役割をしておりますので(アカデミック・アドバイザーという役職名がございます)、

3年生全員と面談をして、色々と修学状況であるとか、今後の履修プランの相談などをするのです。

大学には単位というものがございまして、僕たちの頃よりも、かなり厳格な感じでその取得が求められているのですね。

僕たちの頃は、3年間、ほぼほぼ遊んで暮らしてしまっても、4年生の時に残りが何十単位でも取得することができたところが多かったのですが、

今は全然違うのです。

大学の卒業には、これはほぼほぼどこでも同じかと思うのですが、124単位が必要で、そうしますと、一年間で31単位×4年間で124単位。

ただ、1年生~4年生をこのペースで取得するのは簡単ではないので、やはり1、2年の時に多めにとっておきたいのですが、

一年間に登録できる単位数は最高48単位と定められていまして、またそれが、成績によって割り出されるGPAという数値によって、44単位、40単位、36単位と、上限が厳しくなっていくのです。

成績が芳しくなく単位がちゃんと取れていない学生ほど、上限が厳しくなっていく=卒業が遠のく、というわけなのです。最悪の場合、留年が決定してしまいます。

時間も有限ですが、当然学費も追加で必要になってしまいます。私立の音大は安くありませんからね・・・本人は勿論、保護者の方もちゃんと4年間で卒業して欲しいわけです。

そのちゃんと勉強して、無事に卒業できるためのプランを、一人一人の学生に合わせて、定期的な面談で、出席状況や成績やGPA数値をチェックしながら作っていくのが、アカデミックアドバイザー大きな仕事の一つなのです。

面談は、今日で半分、あとの半分は月曜日。

 

面白いところでは、彼らの、学生の授業内でのバンドを、僕たちアドバイザーが組むのです。学生の希望も聞きますが、

「ドラムはAくん、ベースはBくん、ギターはCくんとDくんのツインで、キーボードはEさん。ボーカルはFさんとGくん・・・これでXバンド。そして……」

と、10バンド以上のバンドメンバー編成を、僕たちが決めていくのです。

そして、そのバンドでリハーサル、レコーディング、ライブを行い、また半年毎に編成を変えていくのです。

・・・実は、これがとっても大変で、勿論、最終的に学生が全員「YES」というバンドにしなければならないですので、

好き嫌いとかだけでなく、授業とぶつからないようにとか、曜日の希望とかも、色々ありまして、時には、10回近くやり直しになったりもするのです。

・・・あとは、人生相談とかですかね。

 

僕たちの頃は、もっとお気楽だったような気もしますが、

やはりこんな流れの速い時代ですからね、今時の学生は、色々と大変なのです。

でも、未来は若者のものです。

頑張ってー

頑張ろうぜー

 

ではー。



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