ちょっと雄略天皇の行った歴史を覗いてみます。
これも少々ややこしくなりますが雄略天王の前後の天皇を見ておきます。
20代允恭天皇―21代安康天皇―22代雄略天皇と続きます。
話はこの20代天皇から始まります。
安康天皇の叔父に大草香皇子がいましたが、ある時、讒言により天皇に殺されます。そして、その妻を天皇は妃されるのです。この大草香皇子の子に眉輪王<マユワオオキミ>がいました。彼が7歳の時、安康天皇はお酒を召しあがって妃の膝を枕にして熟睡(<トケテミネマセル>とるびがふってあります)されます。それを見た眉輪王は、その場で、安康天皇を刺殺しします。
と日本書紀には書いてありますが、その時、眉輪王はたったの7歳だと書かれてあります。本当かどうか疑わしいようにも思われますが。
そこから、古事記には書かれていない雄略天皇の歴史が始まっております。なおこれから色々な摩訶不思議な事件が次から次へと起ります。なお、雄略天皇は20代允恭天皇の第五子、安康天皇は允恭天皇の第二子です。