昨日書いた孟嘗君が函谷関を出る様子を、「史記」には
”孟嘗君至関。関法鶏鳴而出。孟嘗君恐追至。客下坐者有能為鶏鳴、而鶏尽鳴遂発伝出”
と、これだけ書き記しております。
このたった30字ほどの中に、その時の孟嘗君や秦の昭王の心の動きや言動までもが、何もかも、見事に、何か絵にでも書き現わしてでもいるように、文と文の間にある諸々の出来事が、行間を読むという言葉がありますが、そのように鮮明に手に取るように読者に想像させます。司馬遷の世界的名著だと言われる所以です。
今まで、史記に書かれている「鶏鳴」について、その故事はともかくとして、本文までは専門家でないのですから御読みになってはいない思い、ご参考までに書き現わしました。
これをどう読まれますか。声に出して御読みいただければ・・・・・。
私は聞いたことがないのですが、中国語で読むと、どんな響きが伝わるのでしょうかね!!!!!!!