私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

「孟嘗君、函谷関を出る」の項

2017-03-23 09:22:43 | 日記

 昨日書いた孟嘗君が函谷関を出る様子を、「史記」には

   ”孟嘗君至関。関法鶏鳴而出。孟嘗君恐追至。客下坐者有能為鶏鳴、而鶏尽鳴遂発伝出”

 と、これだけ書き記しております。
 このたった30字ほどの中に、その時の孟嘗君や秦の昭王の心の動きや言動までもが、何もかも、見事に、何か絵にでも書き現わしてでもいるように、文と文の間にある諸々の出来事が、行間を読むという言葉がありますが、そのように鮮明に手に取るように読者に想像させます。司馬遷の世界的名著だと言われる所以です。

 今まで、史記に書かれている「鶏鳴」について、その故事はともかくとして、本文までは専門家でないのですから御読みになってはいない思い、ご参考までに書き現わしました。
            
      これをどう読まれますか。声に出して御読みいただければ・・・・・。
 
 私は聞いたことがないのですが、中国語で読むと、どんな響きが伝わるのでしょうかね!!!!!!!