さて、スサノヲが誓った「清明」」で、高天原に、再び、平和が訪れたのではありません。次なる事件の始まりなのです。それが「天石屋<アメノイワヤ>」事件に発展していきます。そこら辺りをもう少し詳しく見て行きたいと思います。
さて、スサノヲは己の「清明」を証明するために、「天安河<アマノヤスノカは>」で、姉と弟は、神に祈り善悪を判断してもらう「宇気比<ウケヒ>」をします。
まず、アマテラスは、弟の持っていた「十拳剣<トツカツルギ>」を貰い受けて。三つに折り、それらが美しい響きを立てている間に、「天之真名井<アメノマナヒ>」に浸して口に噛み、そっと息を吹きかけます。すると、それが狭霧<サギリ>になって神が現れます。
“多記理毘売命<タギリヒメノミコト>”
“市寸島比売命<イチキシマヒメノミコト>”
“多岐都比売命<カギツヒメノミコト>”