ハイブリッド車「プリウス」が国内新車販売で軽自動車を抜いた。
インサイトも好調とのこと。
日本自動車販売協会連合会等が6日に発表した6月の車名別国内新車販売台数は、話題の「プリウス」が、軽自動車を含めたランキングで初のトップに立ったとのこと。
これは、4月から始まった優遇税制などの恩恵がハイブリッド車など一部の車種に偏っている結果との批判もあるが、この車産業界の不況のことを考えれば、やむを得ないものだろう。
ハイブリット車を除くと、2位から4位は軽自動車で、上位に並ぶのは低価格の軽自動車と小型車ばかりだ。車産業の構造変化が起きるのではないだろうか。
○6月の車名別新車販売台数
1位 プリウス(トヨタ) 22,292台
2位 ワゴンR(スズキ) 16,185台
3位 ムーヴ(ダイハツ) 14,935台
4位 タント(ダイハツ) 13,243台
また、珍しい情報として、ハイブリッド車用電池生産会社「パナソニックEVエナジー」(静岡県)が、約半年ぶりに期間従業員約100人を7月1日付で新規雇用したとのこと。今年1月から期間従業員の新規採用を凍結していたことを考えると、ようやく回復のきざしかと、色めき立つ感じもするが、車産業の構造変化が起きているとしても、ぜひ確実な景気回復に繋げてもらいたいものだ。
期待してやまない。
かごしま企業家交流協会
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