県が5月に公募した雇用創出事業に23件が採択されました。
採択事業については、県から民間へ委託、169人の雇用が創出されるとのこと。
鹿児島県は今月15日に、県内民間企業やNPO法人等から雇用創出促進事業として5月中旬に公募していた71件の中から23件の採択を発表した。
それによると採択された事業は、介護・医療福祉分野が11事業(申請数33件)、環境4事業(申請数13件)、食が8事業(申請数25件)となっている。3部門それぞれ1/3程度の採択数となっている。
当協会所属の企業も食に2件、環境で1件申請していたのが、残念ながらどれも採択されなかった。不採択の通知によると、「審査の結果決定にいたりませんでした。」との内容だったそうである。申請者もなぜだめだったのか、どうもしっくりいかないというか、不採択の理由がよく理解できないようである。「書類審査」のみでの採択で、申請者の思いや考え方が十分に伝えきれなかった、理解してもらえなかったとの、いわゆる不完全燃焼の感の強い公募方式だあったようだ。
雇用創出に関する県の最初の公募事業であり、しかも県が採択事業については、県の委託事業として来年3月まで契約するという、これまでに余り事例のない方式での事業実施であることから、決定までのプロセスも、審査基準もわかりにくい面があったとの感はぬぐいきれない。
出来るものなら、はっきりと不採択の理由を明記し、公募者の納得が得られる方式などの改善が求められる。この公募事業は、来年度も実施されるとのことだが、今年不採択の申請者にも、今年の不採択の理由を明らかにして、せめて再チャレンジの機会が与えられることを期待したい。
かごしま企業家交流協会
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