IMFは「景気は最悪期を脱却した」との宣言
日本の経済見通し09年▲6.0%、10年は1.7%の経済見通しを発表
国際通貨基金(IMF)は、8日世界経済見通しを改訂し、2010年の世界全体の国内総生産(GDP)成長率は2.5%と予測している。
IMFの報告書では、世界経済は異例の景気後退から脱却を始めている」と明記し、世界全体では最悪期を脱したことを宣言している。日本の10年の成長率も1.2ポイント上方修正し、1.7%の経済成長を見通している。
ただ、09年の成長率は、欧州の低迷を反映し、▲1.4%とし、世界的な景気後退はまだ集結しておらず、回復も緩やかと予想されると指摘している。新興国と途上国は「年後半に成長の勢いを取り戻す」と説明し、中国が7.5%、インド5.4%とそれぞれ上方修正している。
関西や中部、更には鹿児島の中小企業からは、金融機関や政府の経済見通しとは裏腹に、景気後退からの脱却したのではとの見通しが、依然として聞こえてこない。実体経済との乖離があるのであろう。
早く、実体経済面で景気底打ちの観測が聞こえてくることを期待してやまない。
かごしま企業家交流協会
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