皆既日食を明日に控えた十島村は今島をあげて歓迎ムード
一方入島制限も、それでも入島者はいるようだ。
皆既日食時間が6分25秒と人が住んでいる地域で今世紀最も長い十島村悪石島に19日、観測ツアー第1陣32人がフェリーとしまから上陸した。外国人4人を含むツアー客は、島民の歓迎を受け、明日に備え、観測場所を下見したり、観光スポットをめぐったりで、明日に迫った天文ショーに胸を躍らせせているとのこと。
この絶好の観測地となる十島村が、国内外から注目を集めているが、十島村は東シナ海の南北160キロに有人7島が連なるトカラ列島で、人口わずか650人の集落である。村の役場は遠く離れた鹿児島市にある。
受け入れに必要な宿泊施設は少なくほとんどがテント。シャワー水やトイレなど、いろいろな問題を抱えながら1,500人もの島外からツアー客を受け入れる。島にとって初めての短期間での集団の受け入れだと思う。万全の対策は、仕掛け人の旅行会社と十島村で取られていると思うが、ぜひ無事にこの一大イベントを成功させてもらいたい。
そして、皆既日食観測の感動と共に、十島村のすばらしい自然環境、そこで暮らす住民の自然との共生生活など、滅多に体験できない貴重な経験をして頂き、日本国内はもとより、世界にその魅力を情報発信してもらいたい。
トカラ列島(十島村) 06.3年のトルコでの皆既日食
かごしま企業家交流協会
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