日亜化学のLED特許が1年半後に切れる。
大手メーカをはじめ、新規参入でLED製造が激化するとのこと。
LRD製造は、何と言っても日亜化学。鹿児島の南九州市にもこの製造工業がある。
日亜化学工業は、20世紀中には困難と言われていた高輝度の青色発光LEDを1993年11月に製品化し、一躍有名となった。そのほか、青色LEDと蛍光体を組み合わせた白色LEDを開発し、携帯機器のバックライトや車載照明などへの利用が進んだことでも又有名である。
しかも、日亜化学工業で高輝度青色LED等を開発した研究者のうち、当時社員であった中村修二が、特許権帰属確認と後に譲渡対価請求を求めて日亜化学工業を提訴し、注目を集め、最終的に和解で終結したことの方が、業界では更に有名かも知れない。
ところが、日亜化学のLED製造の特許が、後1年半で切れるとのこと。昨日、当協会が大阪市で開催した講演会で、講師の産業タイムズ社の泉谷 渉社長兼編集局長が明らかにした。
このことで、日本のLED製造業界は、製造競争が激化するとのこと。消費者からすると価格競争に繋がり、安価なものがさらに市場に出てくることになり、LEDの普及が更に加速することになると期待される。
かごしま企業家交流協会
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